アマ横綱の矢後はデビュー場所5勝2敗 プロの“壁”を痛感

2017年05月28日 15:27

相撲

 【大相撲夏場所千秋楽 ( 2017年5月28日    両国国技館 )】 昨年のアマ横綱で幕下15枚目格付け出しデビューの矢後(22=尾車部屋)が霧馬山に寄り切られて、5勝2敗で終えた。
 「止まってしまいました。勝ち越した時点で、残り全部勝つつもりだったので、勝ちたかった」

 互いに左を差したが矢後はまわしをとれず、下手を取って頭をつけた霧馬山のペース。矢後は、右上手も取られて完全に不利とみるや、体格をいかして強引に前に出て勝負に出た。しかし、回り込まれて体が離れると懐に飛び込まれ、もろ差しを許して俵を割った。

 「前に出る圧力が足りないのはあるかもしれない」とプロの“壁”を痛感。再度、幕下で取ることになる名古屋場所へ向けて「稽古を頑張ります」と誓った。

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