錦織、日本人最多7度目8強!第1セット0―6から立て直す
2017年06月06日 05:30
テニス
だが、錦織は試合を捨てなかった。「このままいくと簡単にやられると思った」と第2セットから相手のフォアに対応し、攻撃に転じて息を吹き返した。「ボールがラケットに乗ってくる感覚が徐々に出てきた」と第1セットの動きがウソだったかのようにゲームにのめり込んでいった。白眉だったのは3―3で迎えた第3セットの第7ゲーム。相手のアドバンテージで、スマッシュを切り返しバックハンドのパッシングショットを見舞った。20本のロングラリーを制してチャンスをつなぐと、この日一番の大歓声が会場を包んだ。
10分以上かかったこのゲームを5本目のブレークポイントで取り切った。スライディングした右足を痛がる場面もあったが、死力を振り絞った魂のブレーク。気おされるように、ここからベルダスコの方が動きが鈍り、最終セットは錦織が6―0で圧倒。4大大会シングルスで日本人最多7度目の8強入りを果たした。
第4セット途中にはドクターから受け取った薬を飲むなど、体の不安が消えたわけではない。次戦のA・マリーとは昨年はデ杯、全米オープン、ATPツアー・ファイナルと何度も死闘を演じてきた。「もちろんタフな試合になるが、少しずつ自信もついてきている。しっかり回復して次も頑張りたい」と大一番を見据えた。
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