西藤「銀」敷根「銅」太田後継!20年へフェンシングにW新星
2017年07月25日 05:30
フェンシング
今年の世界ジュニア選手権で2位に入るなど急成長中の西藤は、2回戦で元世界王者のヨピッヒを圧倒すると、準決勝でもリオ五輪王者のガロッツォを粉砕。チェレブチェンコとの決勝はわずかな差で敗れ、「チャンスもあったので、そういう面では悔しさも残っている」と無念さもにじませた。
敷根は準決勝までの5試合中4試合で競り合いとなったが、「ポイントを丁寧に」と冷静に世界ランク上位選手を次々に撃破。昨年の世界ジュニアを制したものの、シニアでは壁にぶつかった。5月の国際大会で8強入りし、「世界のトップレベルの選手ともいい勝負ができる。勝てるという心強さが身についた」と手応えをつかんでいた。
26日には団体が行われる。西藤は「1カ所まだ立っていないところがある。団体で立ちます」と金メダルを見据えた。個人では世界一を争う同学年のライバルは、力を合わせてニッポンを頂点に導く。
◆西藤 俊哉(さいとう・としや)1997年(平9)5月29日生まれの20歳。長野県出身。世界ジュニア選手権男子フルーレで、16年は団体金メダル、17年は個人、団体ともに銀メダルを獲得した。東京・帝京高から法大。1メートル78、72キロ。
◆敷根 崇裕(しきね・たかひろ)1997年(平9)12月7日生まれの19歳。大分県出身。世界ジュニア選手権男子フルーレで16年は個人、団体の2冠。17年は団体準優勝。東京・東亜学園高から法大。父の裕一氏は日本協会強化本部長。1メートル82、67キロ。
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