北朝鮮問題 平昌五輪への影響は?IOC会長「懸念はない」

2017年09月12日 11:18

五輪

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は11日、リマでの理事会後に記者会見し、北朝鮮による核実験やミサイル発射が来年2月の平昌冬季五輪に及ぼす影響を否定した。韓国政府などと緊密に連携を取っていると強調し「表面化している懸念はない。外交的な解決を求める」と述べた。
 バッハ会長は、五輪期間中とその前後は武力紛争を控えるよう加盟国に求める停戦決議が国連総会で採択されることにも期待し、平昌五輪への選手団派遣を見送る国・地域が出ることはないと楽観視した。

 同五輪の準備状況を監督するIOC調整委員会のリンドベリ委員長は11日、北朝鮮選手が一人も出場資格を獲得していない現状について「フィギュアスケートに優秀な選手がいると聞いている。最終的に出場資格を得る選手が出るかどうか見守っている」と述べた。

 一方、北朝鮮の張雄IOC委員は強化が遅れる冬季競技で「出場枠の確保は容易ではない」と指摘。IOCが特別に出場枠を与える可能性についても「IOCが検討することで、われわれは決定を待つしかない」と静観する姿勢を示した。(共同)

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