宇野、自己新で連覇 4回転5度全て着氷!実戦初挑戦サルコーも決めた

2017年09月17日 05:30

フィギュアスケート

宇野、自己新で連覇 4回転5度全て着氷!実戦初挑戦サルコーも決めた
男子フリーで演技する宇野昌磨 Photo By 共同
 【フィギュアスケート ロンバルディア杯 ( 2017年9月16日    イタリア・ベルガモ )】 男子フリーで、宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が214・97点をマークし、自己ベストを更新する世界歴代2位の合計319・84点で2連覇を果たした。フリー、合計とも昨季の世界選手権で出した自己ベストを更新した。
 未知の領域へ挑戦し、見事に成功させた。宇野はフリーで5度の4回転ジャンプを全て着氷し、4種類目となるサルコーも初めて成功。「あまり良すぎると不安。なぜか分からないですけど跳べましたね」と笑った。

 「フリーに関しては練習でもできていないことが多い」と手探り状態の中でも、圧倒的だった。冒頭の4回転ループは着氷がやや乱れたが持ちこたえ、続く4回転サルコーは実戦では初挑戦だったが、難なく決めた。さらに後半にもフリップ、トーループからの連続ジャンプなど4回転を次々に成功させ、会場の大歓声を独り占めにした。

 昨季の世界選手権銀メダリストはフリー、合計とも昨季の世界選手権で出した自己ベストを更新。それでも簡単に満足しないのが宇野だ。曲は2季ぶりとなる「トゥーランドット」。「あまり演じられなかった。ジャンプだけは成功させたが、プログラムの半分も滑れていない。まだ練習不足。ジャンプに気がいってしまい、表現面は全然。そこが今後の課題」と目標は極めて高い。

 今季の大きな目標となる平昌五輪に向けて、第一歩は上々の結果となった。「この結果が良かったかどうかは分からない。今回できなかったことを踏まえてやっていきたい」と視線を先に向けた。

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