山県 桐生の快挙「悔しさ、すごさが合わさった気持ち」

2017年09月23日 18:45

陸上

 全日本実業団選手権男子100メートルに出場する山県亮太が23日、ヤンマースタジアム長居で取材に応じた。桐生祥秀が日本人初の9秒台となる9秒98を出した後に迎える自身初レース。日本記録の塗り替えを胸に秘めつつ「タイムに今までこだわってきたが、気持ちを楽に構えるためにも優勝を狙いたい」と、記録を意識しすぎないように走ることを誓った。
 9日のライバルの快挙は自宅で知ったという。「出たか、が最初の気持ち。まず悔しい。9秒台に憧れてきた。出そうと思ってお互い出せずにいて、彼が出した時に素直にすごいと思った。悔しさ、すごさが合わさった気持ちだった」。3月に故障した影響で調整がうまくいかず、世界選手権を逃した。自己記録10秒03は、今大会を「秋の大きな大会」と位置付けて挑む。

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