【服部道子の目】鈴木愛 分厚いインパクトでショット技術向上

2017年11月27日 08:25

ゴルフ

【服部道子の目】鈴木愛 分厚いインパクトでショット技術向上
17番ティーショットを放つ鈴木愛 Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー LPGAツアー選手権リコー杯最終日 ( 2017年11月26日    宮崎県宮崎市 宮崎カントリークラブ=6448ヤード、パー72 )】 賞金女王を決めた18番のパーパットには鈴木愛さんの強い気持ちが表れていました。
 鈴木さんを支えているのはパットです。大きな筋肉を使い腕と肩でつくった大きな三角形を崩さずストロークするスタイルは安定感抜群でした。今週は高麗芝に少し苦しみましたが、ストローク自体は良かったと思います。

 今季はショットの精度が上がりました。持ち球はドローですが、インパクトが分厚くなり、ストレートに近い、高弾道のハイドローになっています。ミスをしても縦の距離も左右のぶれも小さな幅に収まっていました。

 シーズンを振り返ると畑岡奈紗さんの2週連続優勝、上田桃子さん、比嘉真美子さんの復活優勝が印象に残ります。また初優勝も多かったです。中でも川岸史果さんに注目しています。飛距離もあり、高いポテンシャルの持ち主です。パットが決まれば来季は複数回優勝できると思います。予選会に出場している勝みなみさんら若い世代も台頭してくるでしょうし、18年も混戦が予想されます。 (プロゴルファー)

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