遼 2日連続66 復活へ光明の2位「凄く弾みになる」

2017年11月27日 05:30

ゴルフ

遼 2日連続66 復活へ光明の2位「凄く弾みになる」
18番、バーディーパットを決め、ギャラリーの声援に応える石川遼 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン最終日 ( 2017年11月26日    高知県安芸郡 Kochi黒潮カントリークラブ=7315ヤード、パー72 )】 石川遼(26=CASIO)が今季最終戦を2位で締めくくった。ボギーなしで66をマークし通算12アンダー。優勝には1打及ばなかったが、日本ツアー復帰後最高位。来季の米下部ツアーに向け、復活のきっかけをつかんだ。スンス・ハン(31=米国)が66を出し、通算13アンダーで逆転。日本ツアー初優勝を飾った。また賞金シード選手75人が決まった。
 表情が結果以上の収穫を物語っていた。プレッシャーのかかる最終組の2つ前で回りながら、石川はボギーなしで2日連続の66をマーク。1打及ばずの2位だったが、胸中を支配したのは悔しさより、手応えだった。

 「1週間で1歩だったものが、今週は2歩ぐらい進めた。寒くて雨も降っていたけれど、凄く良いスイングができた」

 真っ先に喜んだのはスイング修正にめどが立ったことだった。この日のフェアウエーキープ率は64・29%(11位)。パーオン率も88・89%(1位)と安定し、前半で2バーディー。後半も最終18番パー5で5メートルのバーディーパットを入れるなどし、4つ伸ばした。6番で3メートル、7番で2・5メートルのバーディーパットを決めていれば、本人が意識していないとはいえ十分、優勝を狙えた。

 米ツアーの出場資格を失い、日本ツアーに復帰したものの、自己ワーストの5週連続予選落ち。周囲の心配する声も耳に入ったが、朝から晩まで無心にクラブを振り続けた。結果、2週連続4日間プレーをし、今季最終戦を上々の位置で終えた。

 「新しい景色でインパクトを迎えるのに慣れるのはまだまだ。でもこういう内容でプレーができて、凄く弾みになる」

 来季は1月から4月まで米下部ツアーに専念。4月以降は日本ツアー出場も視野に入れている。復活の階段を一歩ずつ、上る。

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