貴乃花親方の理事解任を決議 臨時理事会、来年1月に処分正式決定
2017年12月28日 13:35
相撲
臨時理事会後、日本相撲協会危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)が会見し、貴乃花親方が事件の報告義務を怠ったことについて「被害者側の立場にあることを勘案しても責任も重い」「貴ノ岩関のケガを知った直後にまずは協会に報告すべきだった」と話した。
協会は20日の臨時理事会で関係者の処分などを決めたが、貴乃花親方については危機管理委員会の聴取が済んでいないとして処分に関する決議は先送りとなっていた。同親方は25日、弁護士同席で高野委員長、危機管理部長の鏡山理事(元関脇・多賀竜)の聴取を受け、自身の正当性を主張していた。
20日の臨時理事会では、現場に同席していた横綱・白鵬、横綱・鶴竜を減俸とした。日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の理事辞任を了承し、事実上の降格となった。八角理事長(元横綱・北勝海)が任期中の役員報酬を自主返納することも決まった。
日本相撲協会の懲戒には、軽い順からけん責、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、懲戒解雇がある。
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