土佐塾、19大会ぶり初戦突破 SO松原、左足で勝利貢献

2017年12月28日 13:59

ラグビー

土佐塾、19大会ぶり初戦突破 SO松原、左足で勝利貢献
<土佐塾・中標津>前半4分、先制トライを決めて喜ぶ田中(中央右)ら土佐塾フィフティーン Photo By スポニチ
 【第97回全国高校ラグビー   土佐塾45―10中標津 ( 2017年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )】 全国高校ラグビー大会第2日が28日に花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われており、1回戦に登場した土佐塾(高知)が中標津(北北海道)に45―10で大勝し、19大会ぶり初戦突破となる全国大会2勝目を上げた。
 前半4分、ゴール前まで攻め込んでラックから右へ展開。FB田中が決めて先制した。その後は2年生コンビ、SO松原の左足とFB田中の右足で陣地を優位に進め、徐々に突き放した。松原は7本中5本のGKに成功して勝利に貢献した。

 「自分たちが1年間やってきたことを信じてやった。歴史を変えられて良かった」

 松原は控えめな口調で喜びをかみしめた、。昨年は22―26で青森北(青森)に惜敗。「先輩たちが残してくれたことを生かさないといけないと思っていた」。代が変わってもチームに残っていた悔しさを晴らした。

 西村保久監督は「シード校以外とならどことやっても勝負になるように、という目標で1年間やってきた」とチーム力に手応えを感じて聖地に乗り込んできた。6月の四国大会に優勝したことも自信になっていた。今大会の抽選の結果、周囲には“もしかしたら勝てるかもしれない”という空気が漂ったが、それを一刀両断して選手には厳しい言葉を伝え続けた。

 「この試合だけにかけろ。前日も10回以上言いました。今日もアップで言いました」

 持ち味を出し切っての勝利をし、悲願への機運が高まる。2回戦突破をすれば、チームと県勢初の1大会2勝。元日の3回戦に進む。相手は郡山北工(福島)。SO松原は「みんなで年を越したい」と力を込めた。

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