日本レスリング協会 伊調への“パワハラ疑惑”否定「練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」
2018年03月01日 13:05
レスリング
告発状によると、伊調が2004年アテネ、08年北京と五輪連覇した後、練習拠点を愛知県大府市の至学館大から東京へと移したが、これに栄氏が激怒したとしている。
伊調は近隣の大学や自衛隊への出稽古のほか、男子の合宿にも参加。当時、男子の強化スタッフだった田南部力コーチに指導を仰ぐ形で技術を磨いた。当時、女子強化委員長だった栄氏は田南部コーチに対し、伊調への指導をやめるように忠告。12年ロンドン五輪で3連覇を成し遂げた後には、栄氏は伊調が男子の全日本合宿に参加することを禁じ、田南部氏が指導拠点としていた警視庁への出入りも禁止したという。
日本レスリング協会の見解要旨は以下の通り。
まず当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はございません。同様に、当協会が田南部力男子フリースタイル日本代表コーチ(以下「田南部コーチ」と言います)に対し、伊調選手への指導をしないよう、不当な圧力をかけた事実もございません。
田南部コーチが各代表チームの垣根を越えて、伊調選手に対する指導を行うことによって、委嘱の本旨である男子フリースタイルチームの育成・強化が疎かになることのないよう、同コーチに対し、注意喚起したことはございます。
しかしながら、当協会から伊調選手に対し、男子代表合宿への参加を禁止したこともございません。
もっとも、男子代表合宿にあっては、何よりもまず男子代表選手の強化が優先されなければならないものですから、伊調選手が男子代表合宿に参加することによって、男子選手の練習に影響が生じることがないよう、男子合宿に参加して田南部コーチの指導を受ける場合には、男子選手の全体練習終了後に指導を受けるよう、伝えたことはございます。
さらに、当然のことではありますが、当協会が、警視庁レスリング部に対して、伊調選手を練習に参加させないことや、田南部コーチを指導から外すよう、働きかけた事実も一切ございません。
本来であれば、2020年東京オリンピック開催を控え、選手、コーチ及び、その他関係者が一丸となって「金メダル」という1つの目標に向かって邁進しなければならないこの時期に、客観的事実と異なる報道がなされたことを非常に残念に思います。
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