貴親方 協会と全面抗争「粛々と」、理事長は「公明正大」強調
2018年03月11日 05:30
相撲
貴乃花親方は9日、日本相撲協会の監督機関である内閣府の公益認定等委員会に対し、立ち入り検査や適切な是正措置を求めて告発状を提出。同日夜に更新した貴乃花部屋の公式サイトでは、危機管理委員会の調査に疑問を投げかけ「公正中立な内容とは到底評価できない」と訴えた。事件の報告義務を怠ったなどとして1月4日に理事解任処分を受けたことについても「法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難」と主張した。
貴乃花親方は現役時代、その身や命をささげても惜しまないという「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」の信念を持って土俵に上がった。自分が正しいと思えば、周囲がなんと言おうと困難に立ち向かう。今回の告発も同様で、貴乃花一門のある親方は「事前に全く何も聞いていなかった。ただただ仰天だ」と驚きを隠せなかった。
波紋は一夜にして角界に広まったが、八角理事長は落ち着き払っていた。11日に初日を迎える春場所の安全を祈願する土俵祭りを終えると「協会としては(公益認定等委員会が)いつ話を聞きに来ようが問題ない。公明正大にやっている」と話し、危機管理委員会の調査が中立であると強調した。
秋巡業中の昨年10月26日に起きた傷害事件から4カ月半。決着したとみられていた騒動は、新たな局面に突入した。
▽公益認定等委員会 内閣府に設置され、社団法人や財団法人の公益性を審議、認定する。立ち入り検査などを行って運営の実態を把握し、問題のある法人には勧告、公益認定の取り消しなどを行う。スポーツ界では過去に全日本柔道連盟や全日本テコンドー協会、日本近代五種協会、日本アイスホッケー連盟が勧告を受けた。最近では女子レスリングの伊調馨が日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けているとして、レスリング関係者が告発状を出した例がある。
おすすめテーマ
2018年03月11日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
アン・ソンジュ通算24勝目 鈴木愛とのプレーオフ制す
-
貴ノ岩172日ぶり白星!傷害事件乗り越え土俵復帰、場内は拍手と大歓声
-
橋本聖子会長 高木美帆の快挙を祝福「記録と記憶に残る以上に心に染みる滑り」
-
アン・ソンジュと鈴木愛が通算11アンダーでプレーオフに突入
-
稀勢は4週間の安静加療 白鵬3週間競技不可
-
アン・ソンジュ、ハーフ終え通算9アンダー 横峯さくら、鈴木愛は8アンダー
-
初マラソンの関根花観が3位 MGC出場権獲得「世界のトップはまだまだ上」
-
スーパー大回転女子座位で村岡が銅 今大会2つ目のメダル
-
ガイドランナー・藤田佑平「安全な道」と「勝負の道」を声で導く司令塔
-
マクラクラン組が初戦敗退
-
ウッズ 13年8月以来の優勝へ1打差2位
-
松本遥奈、日本女子初の表彰台 平昌五輪に続き存在感
-
片山来夢、歩夢と日本人ワンツー!「うれしくて、悔しい大会」
-
山口茜、奥原希望を破り決勝進出
-
平野歩夢 USオープンで初V 昨年の悪夢を払しょく「思い晴らせた」
-
石川佳純、決勝進出ならず
-
アイルランドが優勝 ラグビー欧州6カ国対抗
-
ジャンプ男子団体第6戦 日本は3戦連続で5位
-
日本勢初の総合V 高木美帆「ずっと記憶に残ると思う」
-
高木美帆、日本勢初の総合優勝 スピードスケート世界選手権
-
15歳の山下3位 4回転2種類成功のトルソワが初優勝
-
桃佳 始まりの銀!日本勢初、21歳最年少メダルも「通過点」
-
森井 4個目銀に「悔しいけどホッ」、残り4種目で悲願の金だ
-
狩野 転倒で連覇逃す 想定外の“悪路”、スーパーGで挽回だ
-
最年長61歳GK福島の攻守実らず、厳しく自己採点「50点」
-
阿部 射撃全命中も9位、残る悔しさ…「上位狙いたかった」
-
暁斗 日本人シーズン最多今季6勝目、後半距離で28秒差逆転
-
陵侑、葛西ら予選通過 竹内落選 W杯ジャンプ男子個人第17戦
-
美帆 前半2種目で総合首位、雨なんの 日本勢初の頂点へ気合
-
15歳山下が女子SP3位、紀平は4位 フィギュア世界Jr
-
貴親方 協会と全面抗争「粛々と」、理事長は「公明正大」強調
-
貴乃花親方告発要旨「協会が適切な運営できていない、検査を」
-
貴ノ岩 168日ぶり復帰へ、貴親方「相手より自分がどうか」
-
鶴竜 一人横綱に決意「精いっぱいチャレンジ」、痛む右手に力
-
高安 初優勝の期待「気負わず臨みたい」、静かに闘志燃やす
-
栃ノ心 缶コーヒー「ジョージア」懸賞の知らせに「うれしい」
-
サンウルブズ開幕3連敗、前半好機に凡ミス トップ5目標暗雲
-
大坂 元世界2位も撃破、冷静プレーでA・ラドワンスカ圧倒
-
関根 初マラソン→好走の流れ乗る!11日名古屋ウィメンズ
-
東京五輪卓球代表 20年1月の世界ランクで決定、上位2人
-
世界卓球団体戦女子代表に15歳長崎抜てき、ボールの威力評価
-
卓球協会 あいさつ、握手のマナー再徹底 全日本Vの張本注意
-
佳純、女子単4強 水谷・大島組は決勝へ 卓球カタールOP
-
奥原&山口 女子単4強、男子は桃田敗れる バド ドイツOP
-
鈴英 4差6位、V戦線来た!昨夏プロテストトップ合格の大器
-
さくら 14年以来の最終日最終組、シード確保へ「焦らずに」
-
洋人トップスコア、スノボ歩夢が刺激 サーフィン連盟強化合宿
-
美乃里もトップ通過、17歳ながら「若い選手いて刺激になる」