【玉ノ井親方 視点】高安、横綱との実力差はない 気持ち次第でさらに安定感

2018年03月26日 09:15

相撲

【玉ノ井親方 視点】高安、横綱との実力差はない 気持ち次第でさらに安定感
取り直しの一番で高安(左)は鶴竜を寄り切りで破る Photo By スポニチ
 【大相撲春場所千秋楽   ○高安―鶴竜● ( 2018年3月25日    エディオンアリーナ大阪 )】 結びの一番は鶴竜の左のかかとと、高安の足の小指が出ていたように見えたので、取り直しは妥当だと思う。取り直しの一番は高安の相撲だった。右から張って左を差し、右の上手を引いて出たからね。一方の鶴竜は2場所連続皆勤で、優勝もして自信をつけているはず。来場所は白鵬も稀勢の里も出場するだろうけど、体の動きは違うと思う。
 大関・高安はいいところまでくるけど、あと1番だよね。もったいなかったのが12日目の千代丸戦。まわしを取ったのだから投げるのでなく、前に攻めるべきだった。千秋楽の相撲を見る限り、横綱との実力差はない。強い気持ちを持って土俵に上がれば、もっと安定感も出てくるはず。その他、阿炎や大栄翔ら若手も上がってくるので、来場所以降も楽しみだよね。(元大関・栃東)

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