奈津佳 2年9カ月ぶりの予選通過「もう一日しっかりやり遂げたい」

2018年04月08日 05:30

ゴルフ

奈津佳 2年9カ月ぶりの予選通過「もう一日しっかりやり遂げたい」
1番でティーショットを放つ堀奈津佳 Photo By スポニチ
 【スタジオアリス女子オープン第2日   6332ヤード、パー72 ( 2018年4月7日    兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース )】 荒天のためサスペンデッドとなった第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行った。ホステスプロの堀奈津佳(25=フリー)が20ホールの長丁場を1バーディー、3ボギーでしのぎ、通算5オーバーの45位タイで15年7月のサマンサタバサ・レディース以来、2年9カ月ぶりの予選通過を果たした。26ホールをプレーした賞金女王・鈴木愛(23=セールスフォース)は6バーディー、1ボギーとさらにスコアを伸ばし、2位に3打差の通算8アンダーで首位に躍り出た。
花屋敷の上空に虹が懸かっている。36試合ぶりの予選突破。長いトンネルを抜けた堀は「ありがとうございました」と頭を下げた。

 通算3オーバーの37位からプレーを再開した堀は出だしの17番でボギーを叩く。以後は予選通過ラインの50位を意識しながらのゴルフ。当落線上のまま迎えた最終18番。手がかじかむ寒さと強風の中、80センチのパーパットを沈め、苦闘の日々に終止符を打った。

 13年には年間ツアー2勝。同年6月のアース・モンダミンカップでは267(21アンダー)という当時のツアー最少ストローク(72ホール)で優勝を飾ったこともある。賞金女王、米ツアー挑戦への意欲も口にしていた。しかし、15年から極度の不振に。ドライバーのブレがアイアン、パターへと伝染。攻撃ゴルフが武器だった国内屈指のショットメーカーは屈辱の最下位争いを演じるまで落ちた。

 敬愛する宮里藍さんが帰国するたびにラウンドを供にするなどさまざまな角度から自分を見つめ直してつかんだ小さな光明。「もう一日しっかりやり遂げたい」。感謝の気持ちで戦う最終日を完全復活への足掛かりにする。

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