遼新会長 快調63!首位スタート いきなり沸かせた有言実行

2018年04月13日 05:30

ゴルフ

遼新会長 快調63!首位スタート いきなり沸かせた有言実行
東建ホームメイト第1日 12番、バーディーを決めガッツポーズする石川 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第1日 ( 2018年4月12日    三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋=7081ヤード、パー71 )】 史上最年少で日本ゴルフツアー選手会長に就任した石川遼(26=CASIO)が8バーディー、ボギーなしの63をマークし8アンダーで国内ツアー開幕戦としては自身初の首位スタートを切った。重永亜斗夢(29=ホームテック)ら2人が首位に1打差の2位。片山晋呉(45=イーグルポイントGC)ら2人がさらに1打差で石川を追っている。
 有言実行の人がそこにはいた。新選手会長として、主力選手の一人として、低迷する男子ゴルフ界の再建を託された石川が国内開幕戦でいきなり会場を沸かせた。

 「(雨予報の)週末の天気が心配ですけど、たくさんの方に見ていただいてうれしい」

 3000人を超す大観衆をほぼ独り占めにしてインからスタート。10番で115ヤードの第2打を1メートルにつけ、バーディーを奪うと、12番ではグリーンエッジから7メートルの第4打をパターで放り込み、さらに勢いに乗った。

 バーディー1個につき電子辞書1台を小学生に贈る“あしなが企画”は「1日5個」と自らに課したノルマを上回る8個。シーズン自己最多の371個(イーグル含む)を記録した09年の1試合平均4・42個を考えると申し分ない滑り出しだが、ダウンスイングでフェースが急激に閉じる悪癖を矯正しながらのゴルフは依然、手探りの段階という。「調子とスコアは比例しないもの。完成度は50%」と自身初の開幕戦首位発進にも浮ついたムードはない。

 石川が米ツアーに主戦場を移した13年以降、国内男子ツアーは冬の時代に突入した。昨年の1試合平均観客数は1万2200人。ピークだった09年2万4649人の半数以下にまで落ち込んだ。そんな危機的状況下での開幕戦で、昨年の賞金ランク上位5人はいずれも欠場。逆風は覚悟の上だ。賞金王に輝いた9年前の活況を取り戻すべく、26歳の青年の奮闘は続く。

 ≪09年は史上4番目の動員数≫プロ2年目だった09年の開幕戦、東建ホームメイト・カップには4日間で3万7427人が来場。データを取り始めた92年以降では当時史上4番目に多い観客動員数だった。日本ゴルフツアー機構は石川の顔写真入り携帯ストラップを会場で販売、用意された150個は即完売した。石川のプレー自体は振るわず、4日連続のパープレーで首位とは10打差の37位タイに終わった。

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