ボストンVの川内優輝、パスポート忘れや遭難寸前の過去も糧に
2018年04月17日 09:50
陸上
◆遭難寸前 14年9月、川内はあわや遭難という危機に陥っていた。奥多摩、秩父の境目付近の山中で行ったトレーニングで道に迷い、何度も崖から転落しそうになった。競技人生どころか、人生最大のピンチ。「ずっと“生きたい生きたい”と考えていた」。急斜面を登り沢も2度渡り、何とか生還。「生きていることって素晴らしい。走れるって素敵なこと」と心の底から思った川内は、これ以降、感謝の思いとともに駆けている。
◆大会直前に捻挫 16年12月、福岡国際マラソンの2日前に、川内は左足首を捻挫した。11月に右ふくらはぎを痛めていたことに加え、痛恨のアクシデントもレースでは奇跡的な激走。2時間9分11秒で日本人トップの3位に入った。「ホントに今回は最悪な状況でスタートラインに着いたので…。ベストを尽くせてホッとした。ホッとして、うれしくて涙が出てきた」。
◆極寒 今年元日、川内はボストンにいた。マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソンに出場。零下17度にも及ぶ極寒の中、全身タイツに目出し帽で力走し、世界最多76度目の2時間20分切りとなる2時間18分59秒で優勝した。ボストン・マラソンくらいの悪天候は、川内にとっては何の問題もなかった。
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