ウォリアーズが敵地でロケッツを撃破 カリーが大活躍 ファイナルは4年連続で同一カード
2018年05月29日 13:22
バスケット
カリーは今季最長の44分出場して3点シュートを15本中7本成功させ、27得点、9リバウンド、10アシストと4スティールをマークして勝利に貢献。ケビン・デュラント(29)もチーム最多の34得点をたたき出して粘るロケッツを振り切った。
開始3分39秒で3つ目の反則を犯したクレイ・トンプソン(28)もその後は粘って奮闘。31分の出場で19得点を稼ぎ、デュラント、カリーを含めた主力3人だけで、3点シュートを33本中15本を成功させた。
右太腿を痛めた主戦ガード、クリス・ポール(33)を2試合連続で欠くロケッツは、第6戦同様に前半はリードを奪ったが後半でリズムを失って自滅。第2Qの5分17秒から第4Qの5分32秒までの24分15秒間では、3点シュートをなんと27本連続で失敗。ここまでチームを支えてきた“長距離砲”が大事な試合で不発に終わり、結局44本放って決まったのは7本のみだった。
今季のMVPが有力視されているジェームズ・ハーデン(28)は32得点、ポールに代わって2試合連続で先発に回ったエリック・ゴードン(29)は23得点を稼いだが、3点シュートの成績は2人とも2本のみ(試投合計は25本)。シリーズに王手をかけながら23年ぶりの西地区制覇は達成できなかった。
勝ったウォリアーズのカリーはデュラントと抱き合って喜んだあと「前半では後手に回ったけれどあわてることはなかった。何度も経験しているし、集中すれば局面は変わると信じていた。後半は信じられないほどいい出来だった」と笑顔。今ポストシーズンは膝の故障で出遅れ、地区準決勝(対ペリカンズ)の第2戦から復帰したが、この日は今季自身最長の44分間、コートに立って試合の流れを変えた。
なお4年連続同一カードとなった今季のファイナルは5月31日(日本時間6月1日)にウォリアーズの地元オークランドで開幕。過去3年はウォリアーズが2度制しているが、レブロン・ジェームズ(33)を擁するキャバリアーズがどのような戦い方を見せるかが注目されるところだ。
<チーム記録>
▼FG成功率=ロケッツ(40・0%)、ウォリアーズ(48・8%)
▼3点シュート成功率=ロケッツ(15・9%)、ウォリアーズ(41・0%)
▼FT成功率=ロケッツ(59・1%)、ウォリアーズ(50・0%)
▼リバウンド=ロケッツ(44)、ウォリアーズ(42)
▼アシスト=ロケッツ(17)、ウォリアーズ(25)
▼ターンオーバー=ロケッツ(12)、ウォリアーズ(17)
▼速攻ポイント=ロケッツ(6)、ウォリアーズ(23)
▼ペイント内ポイント=ロケッツ(56)、ウォリアーズ(28)
▼ベンチスコア=ロケッツ(3)、ウォリアーズ(7)
<個人記録>
▼チーム最多得点=ハーデン(ロケッツ=32)、デュラント(ウォリアーズ=34)
▼チーム最多リバウンド=タッカー(ロケッツ=12)、グリーン(ウォリアーズ=13)
▼チーム最多アシスト=ハーデン、ゴードン(ロケッツ=各6)、カリー(ウォリアーズ=10)
<西地区決勝成績>
▼第1戦(14日=ヒューストン)〇ウォリアーズ119―106ロケッツ●
▼第2戦(16日=ヒューストン)〇ロケッツ127―105ウォアーズ●
▼第3戦(20日=オークランド)〇ウォリアーズ126―85ロケッツ●
▼第4戦(22日=オークランド)〇ロケッツ95―92ウォリアーズ●
▼第5戦(24日=ヒューストン)○ロケッツ98―94ウォリアーズ●
▼第6戦(26日=オークランド)〇ウォリアーズ115―86ロケッツ●
▼第7戦(28日=ヒューストン)〇ウォリアーズ101―92ロケッツ●
<ウォリアーズのファイナル>
▼1947年(対スタッグス)=〇4勝1敗
▼1948年(対ブレッツ)=●2勝4敗
▼1956年(対ピストンズ)=〇4勝1敗
▼1964年(対セルティクス)=●1勝4敗
▼1967年=(対76ers)●2勝4敗
▼1975年(対ブレッツ)=〇4勝0敗
▼2015年(対キャバリアーズ)=〇4勝2敗
▼2016年(対キャバリアーズ)=●3勝4敗
▼2017年(対キャバリアーズ)=〇4勝1敗
▼2018年(対キャバリアーズ)=?
<2018年ファイナル日程>
▼第1戦=5月31日(オークランド)
▼第2戦=6月3日(オークランド)
▼第3戦=6月6日(クリーブランド)
▼第4戦=6月8日(クリーブランド)
▼第5戦=6月11日(オークランド)
▼第6戦=6月14日(クリーブランド)
▼第7戦=6月17日(オークランド)
*日付は米国時間
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