栄氏、釈明会見 パワハラ認定に「コミュニケーション不足が招いたのかな」
2018年06月15日 05:30
レスリング
第三者委員会による調査では、告発状にあった男子合宿への参加禁止や練習場確保の妨害については認定されなかった。しかし4件の事案がパワハラ認定を受け、栄氏は「その場その場でのコミュニケーション不足が招いたのかな」とした。至学館大では練習に姿を見せているが、この日は観客席から試合を見守るだけでセコンドには就かず、役員席にも座らなかった。
現場復帰のためにも、必要な伊調らへの直接の謝罪はまだかなっていない。協会はALSOKを通じ、13日に福田富昭会長と栄氏が告発者である田南部力氏と安達巧氏、そして伊調に謝罪する場を設けようとしたという。伊調に可否を委ねられた田南部氏は、日体大のコーチ業もあるため「時間がない」として断った。そのため伊調も会場には現れなかった。
田南部氏はこの日「協会からは何も言ってこない」と人づての連絡にも不快感を示した。調査報告書では「犬猿の仲にある者同士のけんかに堕している」と表現された栄氏と田南部氏の関係。それを発端に一層こじれた今回の問題は、いまだにすれ違いが続いている。
<栄氏に聞く>
――4件のパワハラの認定について。
「8年前に私自身どういったことを言ったかは覚えていないが、コミュニケーション不足がこのような事態を生んだと深く反省している」
――直接の謝罪について。
「何度かALSOKの監督さんを通して会っていただきたいと話はしていた。これからしっかり協会を通して会って謝罪をしたい」
――指導者としての今後。
「(至学館の谷岡)学長から全員があなたの指導を受けたいと言っているよと言われた。その言葉を聞いて選手の前で涙が出てきた。選手が望むのであれば少しでも力になりたい」
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