4番手“下克上”!ナガマツ 世界一!女子複日本勢対決 フクヒロとの激闘制した
2018年08月06日 05:30
バドミントン
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2年連続決勝進出の福島、広田組を相手に一歩も引かなかった。1ゲームずつを取り合って迎えた最終ゲーム。サーブのミスなどが続き、先に18―20とマッチポイントを握られた。だが、落ち着いて相手のミスを誘って3連続得点で逆転。マッチポイントを奪い返すと、「1点を取りにいくと力が入ると思って“ここから3点取りにいこう”と話をした」と松本。冷静に勝負を決めた。
大会前のナガマツは日本の4番手とみられていた。だが、3回戦でリオ五輪金メダルの高橋礼、松友組にストレートで勝って勢いに乗り、初出場ペアは次々と強豪を撃破。頂点まで駆け上がった。
1メートル70の永原と1メートル77の松本は日本女子では異色とも言える長身ペア。その特長を生かすため男子選手のプレーを参考にする。リオデジャネイロ五輪8強の早川賢一、遠藤大由組の動画も見て研究したという。北都銀行に入って初めて組んだ時は「遠慮しながら何も言わず、相手をうかがいながらのプレーが多かった」と松本。結成5年目。親密に話し合えるようになった2人の才能が、一気に花開いた。
<フクヒロまた銀>最後の一打がアウトになると、福島はがっくり膝をついた。日本勢同士による激戦に敗れたフクヒロ組は2年連続の銀メダル。優勢だった第3ゲーム終盤、向かってくる相手を抑えきれなくなった。「正直疲れもあって集中力が切れる部分もちょっとあった」と福島。マッチポイントを握った20―18から4連続失点し、逆転負けを喫した。所属先を変え心機一転も、あと一歩届かなかった頂点。広田は「何が足りないのかを見つけていけば五輪にもつながる」と悔しさをかみしめた。
<ソノカム頂点届かず>男子ダブルス決勝に進んだ園田、嘉村組は地元の大声援に後押しされた中国のペアに敗れた。我慢強くレシーブした第2ゲームは一時、19―16とリードしたが、そこから5連続失点し、金メダルには届かなかった。嘉村は「正直悔しい気持ちもあるが、自分たちのスタイルが通じるというのもあった」と前を向き、園田は「持ち味を全部出せた。次にアジア大会があるので進化した自分を見せられたらいい」と早くも次戦を見据えていた。