リレー侍、層の厚さで完勝!アジアVでは満足せず「37秒台を達成できなくて悔しい」

2018年08月30日 22:00

陸上

リレー侍、層の厚さで完勝!アジアVでは満足せず「37秒台を達成できなくて悔しい」
<アジア大会陸上>男子4×100メートルリレー決勝、金メダルを胸に笑顔の(右から)ケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀、多田修平、山県亮太(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 ジャカルタアジア大会は30日、陸上男子400メートルリレー決勝が行われ、日本(山県―多田―桐生―ケンブリッジ)が38秒18で20年ぶりの金メダルを獲得した。
 リレー侍が20年分の鬱憤(うっぷん)を晴らした。リオ五輪銀メダルメンバーの飯塚を1600メートルリレーに移したメンバー変更も何のその。自己記録9秒91の蘇炳添擁する中国を“侍軍団”の層の厚さで完勝して見せた。

 アジア最大のライバル中国にも完勝。侍たちの視線は他の大陸の猛者に向けられている。特に7月の欧州遠征、ダイヤモンドリーグで0秒48差で敗れた英国の強さを肌で感じた。37秒61と日本記録に迫る今季世界最高記録を出され「英国に勝たないとメダルはない」と桐生。ケンブリッジも「勝負できるように頑張らないといけないと感じた」と話すなど各個人が危機意識を強めた。山県も「37秒台が目標だったので達成できなくて悔しい」とアジアVでは満足していない。

 一方で誰が出ても一定の走りが出来るというのは大きな強みになりつつある。今回初めて2走を任された多田。欧州遠征で山県に代わって1走を務めたアジア大会200メートル金メダリストの小池。米国で武者修行中のサニブラウン・ハキームもいる。刺激し合って侍はまだまだ強くなる。

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