八角理事長 稀勢の里は「魁聖の攻めの遅さに救われた 馬力が不足」

2018年09月12日 19:48

相撲

八角理事長 稀勢の里は「魁聖の攻めの遅さに救われた 馬力が不足」
魁聖(右手前)を寄り切りで下した稀勢の里 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所4日目 ( 2018年9月12日    両国国技館 )】 稀勢の里が苦しみながらも4連勝。左を差して寄って出たが、魁聖に盛り返され上手を引かれる。しかし、再度攻勢に出るとがっちり上手を取って寄り切った。その間59秒。役員室で見守った八角理事長(元横綱・北勝海)は感想を聞かれると「うーん」と次の言葉を探しながらしばらく沈黙。そして「(魁聖の)攻めが遅いのに救われたよね」と語った。
 理事長が指摘したのは最初に稀勢の里が寄って行った場面。「先手(左四つ)を取っていたけど、あそこでがぶって左から起こしていかないと。馬力がないから苦戦する。稽古をしないと馬力は出ない。力があればもっと左から(相手の体を)起こせる。その馬力が不足している」と語った。それでも休場明けの横綱にとっては、白星が何よりのカンフル剤。白星を重ねるごとに徐々に調子も上がっていくはず。「こういう相撲を取ると場所が稽古というわけじゃないけど、良くなる。でも、勝っていくから良いわけだけど負けるとガラッと変わる。今場所は内容うんぬんより、結果」と話してた。 

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