高藤60キロ級連覇!日本男子43年ぶりも反省「圧倒的な優勝しないと」
2018年09月21日 05:30
柔道
「代表内定を取って、負けなしできているのに2枠使う(第2代表)のは悔しかった。60キロ級は1人で大丈夫と証明したかった」
連覇への挑戦は、9カ月間の独自調整の正しさを証明することでもあった。全日本柔道連盟が同一年の世界選手権とグランドスラム(GS)東京大会の連勝で、翌年の世界選手権代表を内定させる内規をつくったのが昨年。高藤は第1号となり、これまでとは全く異なる道のりを歩んだ。
2、3月に欧州で開催されるグランドスラム大会には出場せず、1段階レベルが低い国際大会に1つ上の66キロ級で出場して優勝した。4月には最終選考会の選抜体重別選手権を回避。最軽量級としては異例の、無差別で争われる全日本選手権に挑戦し、初戦負けながら日本武道館の畳に立ち、その聖地で行われる20年東京五輪へイメージを膨らませた。
5月に25歳となり、減量は年々厳しさを増す。例年なら4月までに2度減量を乗り越える必要があったが、練習に没頭した。寝技を磨き今大会の4回戦、準々決勝はいずれも送り襟絞めで一本。以前は「急激に落としていた」約7キロの減量方法も見直し、試合3週間前から毎食取りながら落とす方法に。苦手の野菜も積極的に口にするようになり「大人の柔道ができるようになった」と話した。
決勝は前半で技ありを奪っての優勢勝ち。「投げようと思ったけど逃げてしまった。普通じゃない、圧倒的な優勝をしないと」と反省する。求められるのは日本の1番手として、他を勢いづける圧倒的な勝利。東京五輪へ、もっともっと自分を磨き続ける。
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