稀勢、御嶽下し2桁勝利王手 納得白星 白鵬と“綱初対決”へ
2018年09月21日 05:30
相撲
土俵上でも落ち着き払っていた。右から張って左差し。左からのすくい投げで上手を切ると、体が離れたところから再び左四つに。左でかいなを返しながら右上手を取り、粘る御嶽海を振り切った。結びまで残って相撲を見ていた阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は「今日の相撲は良かったんじゃないか。四つになれば力が出る。重みも出てきたと思う」と横綱本来の姿に戻ってきていることを感じ取っていた。
横綱でワーストの8場所連続休場で、直近は3場所連続全休。土俵から離れていた名古屋場所で優勝したのが御嶽海だった。台頭してきた若手を、8月14日の岩手県奥州市、同22日の東京都立川市の夏巡業で稽古相手に指名。「この前やった時とは全然違う。力をつけている」と評価した上で、「自分も負けられない気持ちで稽古をしていた。少しでも勢いが欲しいと思って稽古していた」と発奮材料にした。昨年名古屋場所では一気の攻めに屈したが、1年2カ月ぶりの対戦で強さを示した。
節目の10勝まで、あと1勝。13日目は横綱10場所目で初めて白鵬と激突する。対戦成績は16勝43敗ながら、最近は3連勝中。昨年初場所千秋楽は土俵際の驚異的な粘りで勝ち、横綱昇進を確実にした。日に日に口数が減ってきている稀勢の里は、今後に向けて「あと、3日ですからね」とだけ話した。多くの言葉はいらない。土俵の上で全てを見せつける。
おすすめテーマ
2018年09月21日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
「タトゥーを隠して」 ラグビーW杯出場選手に異例の要請 日本人の感情に配慮
-
大相撲冬巡業の日程発表 今年は関東でも開催
-
納谷 朝青龍の甥に敗れ負け越し 三段目陥落
-
ドラフト全体トップ指名のメイフィールドがNFLでデビュー ブラウンズを635日ぶりの勝利に導く
-
宇良 復帰場所で6勝1敗「ケガなく終われて安心」
-
歴代最重量力士・大露羅が引退 北の湖前理事長との約束果たす「力士になってよかった」
-
大坂なおみ使用ストリングが数量限定で世界発売
-
オコエ妹・桃仁花、バスケ女子W杯の日本代表最終メンバー入り
-
樋口新葉はSP4位 首位はメドベージェワ
-
【玉ノ井親方 視点】高安、横綱にアワ食わせたスキ与えぬ取り口
-
松山7打差25位発進「全体的にうまくいかなかった」 ウッズ、ファウラーが首位
-
羽生結弦、ルール改正にも動じず「気にしてない」 右手小指の腫れは「演技に影響ない」
-
高藤60キロ級連覇!日本男子43年ぶりも反省「圧倒的な優勝しないと」
-
永山、笑顔なき銅 高藤に完敗「自分の組み手にさせてもらえなかった」
-
渡名喜、涙の銀「悔しい限り」宿敵ビロディドに3連敗で連覇夢散
-
朝比奈、初Vへ「全てを出し切る」世界選手権へ出発
-
稀勢、御嶽下し2桁勝利王手 納得白星 白鵬と“綱初対決”へ
-
白鵬、全勝キープ 稀勢と10場所ぶり大一番「楽しみ」
-
御嶽海、大関獲り出直しへ 稀勢に完敗「何も勝機がないっす」
-
豪栄道2敗死守 逆転V信じて横綱3連戦へ
-
高安、鶴竜撃破で2敗追走「悔いの残らないようにやる」
-
大坂、世界25位ストリコバと1年ぶり対戦 過去1勝1敗
-
ストリコバ、大坂を警戒「あの時とは全く違う選手」
-
日体大駅伝総監督に渡辺公二氏 30年ぶり箱根Vの12年に特別強化委員長
-
競泳・古賀、処分不服でCASに提訴へ 薬物違反で資格停止
-
男子バレー世界選手権最低成績 中垣内監督は続投意思「引き続き強化」
-
男子は桃田 女子は奥原&山口が8強入り バド中国オープン
-
ロシアの資格停止解除 ドーピング問題でWADAが決定
-
ジョセフJ、11月にロシアと前哨戦 W杯開幕まで1年
-
花園ラグビー場、改修終えて公開 大型スクリーン&照明設置
-
卓球・張本らユース五輪派遣 JOCはアジア大会不祥事受け注意喚起
-
出水田、63で首位発進!香妻と幼なじみアベックVへ
-
香妻2週連続Vへ意欲 首位発進の出水田に「頑張ってほしい」
-
片山、手応え6位 悪天候関係なし「基本的なことやったらはまった」
-
病み上がりの遼82位 1カ月ぶり実戦「厳しい」
-
“変則スイング”崔虎星、上々の22位 ショット好調アンダー
-
表、1年ぶり復帰に怖さも「楽しくやれたら」右肩負傷で公傷適用
-
羽生結弦 シーズン初戦に向けて調整 見どころたっぷりの新プログラムを披露