渡辺雄太 NBA“デビュー” プレシーズンのホークス戦に第4Q途中から出場

2018年10月06日 11:39

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渡辺雄太 NBA“デビュー” プレシーズンのホークス戦に第4Q途中から出場
プレシーズンゲームでデビューしたグリズリーズの渡辺(AP) Photo By AP
 日本の選手として田臥勇太(38=現・Bリーグ栃木)以来、14年ぶり2人目のNBA入りを目指している渡辺雄太(23=2メートル6、89キロ)が5日、テネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで行われたプレシーズン・ゲームのホークス戦に、グリズリーズの一員として出場。同チームのユニフォームを着て初めての実戦で、第4Qの4分40秒にベテランのオムリ・キャシピ(30=2メートル、102キロ)に代わってコートに登場した。
 最初はディフェンスでのプレー。ホークスのアレックス・ポイスレス(25=2メートル6、107キロ)とのマッチアップで、ゴール下ではカバー・ディフェンスに回ったものの、目の前でセンターのマイルズ・プラムリー(30=2メートル11、113キロ)にダンクを叩き込まれた。

 オフェンスでは味方のターンオーバーでなかなかチャンスをつかめず、7分0秒と7分33秒に右45度から放った3点シュートはいずれもリングに嫌われて失敗。結局“NBAデビュー戦”では7分20秒出場して無得点に終わった。

 それでも残り50秒には相手が速攻から仕掛けてきたアリウープでの浮いたパスを最高到達点でカット。ジョージワシントン大時代の昨季に所属カンファレンス「アトランティック10」の最優秀守備選手に選出された実力の片りんはのぞかせた。

 試合は120―110(前半63―64)で地元のグリズリーズが勝ってプレシーズンでは1勝1敗。ホークスは1勝1敗となった。

 渡辺は傘下のマイナーリーグ(Gリーグ=メンフィス・ハッスル)とNBAとの「2―WAY契約」を締結し、レギュラーシーズンでグリズリーズの登録選手となれるのは45日間に限定。しかし成績とチームの陣容次第では本契約に切り替わる可能性もあるため、できるだけ早い段階から存在感をアピールしておきたいところだ。

 ニックスで「2―WAY契約」を締結したアリゾナ大出身のガード、アロンゾ・トライアー(22)は開幕時に本契約を結んで15人枠に入るのではと見られており、Gリーグとの重複契約を結んだ選手とNBAとの“距離”は近くなっている。

 なお田臥がサンズの選手として出場したのは2004年シーズンの4試合のみ(出場時間は平均4・3分)。グリズリーズのプレシーズンは計5試合で7日にペイサーズ、11日にマジック、13日には今季のV候補の一角、ロケッツと対戦する。

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