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今平 史上最も小柄な賞金王へプロアマで下柳氏にトレーニング法など質問

2018年10月24日 17:54

ゴルフ

今平 史上最も小柄な賞金王へプロアマで下柳氏にトレーニング法など質問
<マイナビABC・プロアマ>ラウンドを終えた今平周吾は下柳氏のアテストを受け取る(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフのマイナビABCチャンピオンシップ(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は25日から4日間、兵庫県加東市のABCGC(7217ヤード、パー72)で行われる。
 前週ブリヂストンオープンで今季ツアー初優勝を果たした今平周吾(26)は現在、賞金レースの首位を快走している。海外ツアー出場のため今大会欠場の2位・稲森祐貴(24)とは約3350万円差。ここで2週連続優勝を飾るようなら12年藤田寛之の身長1メートル68を下回る史上最も小さな1メートル65の賞金王誕生へ大きく前進することになる。

 「海外の試合に出ると50ヤードくらいは平気で置いて行かれます。気にはなりますけど、それは今さら変えられないことです。自分が頑張ることで体が小さくても活躍できるということを証明できたらいいと思ってます」

 今平が飛距離の差を埋める自身最大の武器と考えるのは6I以下のアイアンの精度。優勝した前週は全盛期1メートル81、85キロの巨躯を誇った尾崎将司と練習ラウンドをともにし、心技両面でアドバイスを受けた。かつて杉原輝雄(1メートル62)、倉本昌弘(1メートル64)ら身長で今平をさらに下回る小兵と激闘を演じたレジェンドからの“金言”は史上最も小さな賞金王を目指す今平に大きなヒントとなった。

 そして、今週、今平に大きな刺激を与えたのは24日のプロアマトーナメントで同組だった元プロ野球阪神の左腕・下柳剛氏。国内ゴルフ界屈指の人見知りで知られる今平が意を決してトレーニング法などについて質問。下柳氏からはキックボクシングの動きを取り入れた練習法など貴重なアドバイスを受けた。

 野球事情に暗い今平はゲストで来場する下柳氏の情報を事前に得ようとYouTubeで検索。同氏が試合中、グラブを地面に叩きつける映像を観て「途中で止められたら困ると思いましたけど、優しい方でよかった」と今平なりに会話は弾んだという。

 日本ゴルフ界一寡黙な男の周りで生まれるレジェンドの輪。自身初の賞金王へ追い風が吹いている。

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