松山 15アンダ―で凱旋Vだ、コース改修監修「試合楽しみ」

2018年11月07日 05:30

ゴルフ

松山 15アンダ―で凱旋Vだ、コース改修監修「試合楽しみ」
三井住友VISA太平洋マスターズ練習日 宮里優(左)とバンカーショットを繰り返す松山(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【8日開幕三井住友VISA太平洋マスターズ 】 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズは、8日に静岡・太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)で開幕する。1年ぶりに日本ツアー参戦となる松山英樹(26=LEXUS)は6日、前半の9ホールをラウンド。16年には通算23アンダーで優勝しているが、コースの全面改修により昨年までのパー72から70に変更となったことに伴い、目標を15アンダーに設定。2年ぶりの凱旋Vへ意欲をみせた。
 富士の景観を打ち消すような激しい雨脚にさらされても、松山の表情は晴れやかだった。大学の先輩、宮里優らとの練習ラウンド。時折、談笑を交わしながら終始リラックスムードで9ホールを回った。コースの全面改修を監修し、パー72から70に変更するなど「世界水準」を目指す自らの意見を反映させた。この日はアプローチを入念に確認し「どう感じるかは試合をやってみないと分からないところなので試合が楽しみ」と感想を述べた。

 日本でのプレーは約1年ぶり。米ツアーを中心に戦っていることもあり、出場試合は限られるが「応援してくれる人に応えたい。優勝すれば結果で応えるということなので目指して頑張るだけ」と力を込めた。

 先週のTOTOジャパンクラシックでは、同じく米ツアーで活躍する畑岡奈紗が母国Vを飾った。「試合は見ていないが、凄いなと思う」と少なからず刺激を受けている。2年前は通算23アンダーで優勝。「パー70となったので目安は15アンダー。そこを目指していきたい」とノルマを設定する。

 昨季は米ツアーで未勝利。直近はアジアシリーズを回って修正に余念はないが、コンディションに関しては納得していない。クラブ契約を結ぶ住友ゴム工業によると、新しい1Wも練習で試している。「何かきっかけが見つかれば。ちょっとしたきっかけで上位にもいけると思うし、それを初日の早い段階から見つけられるようにしたい」。過去2勝と相性のいい大会を完全復活の礎とする。

 ▽2016年大会VTR 初日を1イーグル、6バーディー、1ボギーの7アンダー、65で首位発進した松山は、第3ラウンドを終え2位に6打差をつけ独走態勢を築いた。最終ラウンドは6番でダブルボギーを叩き、一時は3打差まで詰め寄られたが、後半に加速。2位に7打差をつけ、自身初の完全Vを果たした。通算23アンダーは04年のダレン・クラーク(英国)の22アンダーを上回る大会新記録となった。

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