稀勢、休場で来場所進退必至 闘志は消えず「このまま終われない」
2018年11月16日 05:30
相撲
初日の貴景勝戦で右膝を負傷した。はたき込みで前のめりに倒れた際に右膝を打ちつけていた。「2日目以降、強行したが、なかなか本来の相撲には程遠く、休場となった」。2日目の妙義龍戦は右足をかばうように倒れ、3日目の北勝富士戦は右足を後ろに引いて左半身のままだった。横綱では87年ぶり、史上2度目となる初日からの4連敗を喫した4日目の夜、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)と話し合い、決断した。田子ノ浦親方によると「このままでは終われない。もう一回チャンスをもらいたい」と訴えたという。
進退を懸けた秋場所は10勝を挙げた。場所後の横綱審議委員会では、北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)が「来場所以降に向けて復活の足場ができた」と及第点を与えた一方で「不安だという声はあった。(九州場所の)前半戦で負けが込んで休場となったら、何か考えないといけない」と話していた。不安は的中した。この日は「横綱の第一の条件である強さが満たされない状態が長期にわたっており、これを取り戻す気力と体力を持続できるか心配している」とのコメントを発表。場所後の横審では激励、注意、引退勧告のいずれかの決議がなされる可能性もある。
完全に土俵際に追い込まれた稀勢の里の相撲人生。八角理事長(元横綱・北勝海)は「悪いところを治して、体をつくり直して頑張るというのが多くのファンの願い。開き直って稽古するしかない。番数を増やして自信を取り戻すこと」と指摘した。
厳しい声が上がるのは、稀勢の里も理解している。「いい相撲を取っていきたい気持ちはある。また、しっかり考えていきたい」。悔しさをバネに横綱に上り詰めた男から闘志は消えていない。自分を信じ、再び逆境に立ち向かう。
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