被災地に勇気を!“もう一つの花園”は西軍が勝利
2019年01月08日 09:43
ラグビー
<常葉大橘コンビ、花園で充実の30分>○…ともに常葉大橘3年で、フランカー望月雄三とWTB海野孝太が東軍でそろって先発し、前半30分間を憧れのピッチで躍動した。背番11の海野は前半16分、左中間22メートルライン付近から一時は勝ち越しとなるゴールキックを決め、「独特の空気感でプレーでき、自信にもなりました」と声を弾ませた。望月は7番を背負い、「歓声も凄くて緊張しましたが、楽しかったです。自分のプレーができたと思います」。持ち前の運動量をベースに、タックルなど体を張ったプレーを連発した。常葉大橘の大山英剛監督(27)は、緑のヘッドキャップで存在をアピールした教え子に満足げ。「望月はボールや相手への反応が早かったですし、海野は夏の合同大会で外していたキックを成功できて良かったです」と目を細めた。試合は両選手が仲間にバトンを渡した後半に3トライを許し、12―26で逆転負け。東軍を3連勝に導くことはできなかったが、表情には充実感がにじんだ。その後、同会場での全国高校大会決勝を観戦。「上には上がいると、改めて感じました。これから、さらに頑張らないと」と刺激を受けた。望月は国士舘大、海野は愛知工大に進学する。一層の成長を誓い合った。
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