ラムズのヘルメットに「ツノ」を描いたのはクリスチャン・イエリチの曽祖父
2019年02月02日 16:59
アメフト
彼の発案はそれだけではない。46年シーズンに3試合連続で鼻を骨折したことで自らフェースマスクを考え出し、47年に着けてプレーした。フェースマスクもすぐに、このスポーツでなくてはならないものになっている。ちなみに選手としては、45年のクリーブランド・ラムズ時代はランで平均6・3ヤード、パントリターンで平均15ヤードを走り、ともにリーグ1位。46年のロサンゼルス・ラムズではランで平均5・2ヤードは1位だった。
選手としては殿堂入りするほどではなかった。一方でヘルメットに描いたロゴはチームの象徴となり、選手やファンの忠誠心、団結心を育んでいく。人々はロゴの入ったキャラクター商品を買い求め、身に着けるようになった。NFLはガーキー氏の功績を高く評価し、「プロフットボールのために顕著で革新的な貢献をした人」として72年にパイオニア・アワードの初代受賞者にしている。
彼のひ孫が、2018年に打率・326、36本塁打、110打点の活躍でナショナルリーグのMVPに選ばれたMLBブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手。母方の祖父が日本人で、日系選手であることが知られているが、母方の祖母の父親がガーキー氏だった。イエリチは「曽祖父がNFLのために素晴らしい仕事をしたことは知っている。とても誇りに思っている」と話している。 (アトランタ・奥田秀樹通信員)
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