高校5冠・斎藤大輔が八角部屋入門「関取になれるように頑張っていきたい」135キロも50M6秒台

2019年02月21日 15:20

相撲

高校5冠・斎藤大輔が八角部屋入門「関取になれるように頑張っていきたい」135キロも50M6秒台
八角部屋への入門が決まった埼玉栄・斎藤(中央)は八角親方(右)、埼玉栄・山田監督とともに会見 Photo By スポニチ
 昨年の高校横綱(全国高校総体個人優勝)で国体少年の個人も制した斎藤大輔(埼玉栄高3年)が八角部屋に入門することが決まり、21日、さいたま市西区の同高で会見した。1メートル90、135キロの恵まれた体格で高校時代に5つの個人タイトルを獲得した逸材は「稽古を一生懸命して、関取になれるように頑張っていきたい」と抱負を述べた。春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査を受検し、合格すれば前相撲からのデビューとなる。
 山形県酒田市出身の斎藤は小学3年の冬に地元で相撲を始め、「わんぱく相撲全国大会」に出場した際には八角部屋に宿泊していた。八角親方(元横綱・北勝海)の現役時代の師匠で解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)とも幼い頃から顔見知りだったという縁もあった。「(大学に進学するか)迷った時期もあったが、最終的にどこに行きたいかと考えたとき、プロにいきたい気持ちがあった。それなら早く行こうと思った」。昨年12月の全日本選手権を終えてから八角部屋を見学し、八角親方に「一緒に頑張ろう」と声を掛けられ、八角部屋入りの気持ちが固まった。

 得意とする相撲は「突き、押しからの左四つ。崩してから左まわしを取れれば」。身体能力が高く、135キロの巨体ながら50メートル走は6秒台。高校3年になってからは、その強さが際立った。それでも「アマとプロは違う」と甘い考えは一切ない。会見に同席した埼玉栄・山田道紀監督は「プロの力士としての考え方、稽古と生活をしっかりやっていけば、開花してくれると思う」、八角親方は「気は優しくて力持ち。そういう力士になってほしい」と期待を込めた。

 埼玉栄高OBには、大関・豪栄道(境川部屋)、関脇・貴景勝(千賀ノ浦部屋)、春場所での新三役が濃厚な北勝富士(八角部屋)らがいる。斎藤は「高校時代のスローガンは“感謝の気持ちと思いやり”。それを大事にして、恩返しできるように頑張っていきたい。(先輩たちに)早く追いつけるようになりたい」とさらなる精進を誓った。

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