72歳ジャンボ尾崎 50年目のシーズンへ胸に秘める不退転の覚悟
2019年02月28日 11:00
ゴルフ
ツアー94勝のレジェンドも年々成績は下降。昨季はツアー7試合に出場したが、棄権は4度もあった。「正直、(気持ちが)かく〜〜んときた」と危機感を抱き、11月中旬から徹底的に体をいじめ抜いた。「今までにない素振りをしている。こんなにやったのは人生で初めてじゃないか。振る筋力をつけないといけないことを去年思い知らされたから」。午前6時から自前で製作した約20種類の練習器具を手に、素振りは1日200回以上をこなす。ヘッドスピードを最低でも3上げることをテーマに掲げ、「3上がれば20ヤードは前にいく。飛ばなければ面白くないよゴルフは。(トレーニングの)成果が出ているし、ヘッドスピードが上がっている手応えはある」と前向きに話す。
東京五輪が行われる2020年までの現役続行を、当面の目標にしている。昨秋には「オレの人生は東京五輪(64年)に始まって東京五輪(20年)で終わりじゃないかな」と発言。その一方で、納得がいかないと悟れば、現役生活にあっさりとピリオドを打つ可能性にも含みを持たせた。
昨年は背中を痛め、不安な状態でシーズンを迎えたが、今年は万全な状態でスタンバイ。国内開幕戦となる東建ホームメイト・カップ(4月18日開幕)から出場を予定している。「腰の具合はまあまあいいね。最後だから自分の体にムチ打っていい稽古しているから、もしかしたら、いい結果を提供できるかもしれないよ」。最後まで柔和だった表情が、いつになく充実したオフを物語っていた。(黒田 健司郎)
おすすめテーマ
2019年02月28日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
白鵬 稀勢の分まで奮闘を、番組収録で“ライバルへの思い”再認識
-
元稀勢の荒磯親方 高安に20番12勝、指摘は「がむしゃらに」
-
高安 荒磯親方に胸借り感謝、28日は誕生日祝う園田競馬協賛競走
-
貴景勝 大関獲りへ本格始動、逸ノ城ら相手に及第点「良かった」
-
跳べ!東京五輪メダルへ 自信の戸辺「世界トップも見えてきた」
-
国際陸連 世界ランキング制導入、男子20キロ競歩の池田が1位
-
錦織 10大会ぶり2回戦敗退、格下相手にサーブで苦戦
-
TBS、来季女子ゴルフ放送打ち切りも 社長が考え示す
-
奈紗「一日を大切に」28日開幕HSBC女子世界選手権
-
ジャンプ女子団体 日本は6位、沙羅「世界の壁感じた」
-
ドーピング摘発で9人を逮捕 世界ノルディックに関連
-
世界フィギュア ロシア代表3枠目にメドベージェワ選出
-
サモア代表監督、W杯日本戦会場視察「両者にいい芝生」