【玉ノ井親方 視点】白鵬 まわしを取ったところで勝負あり

2019年03月19日 09:00

相撲

【玉ノ井親方 視点】白鵬 まわしを取ったところで勝負あり
御嶽海を寄り切りで破り、懸賞金を受け取る白鵬(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所9日目   〇白鵬―御嶽海● ( 2019年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )】 白鵬は右で張って御嶽海の出足を止めた。まわしを引けば何とかなるという自信があったんだろうね。本来は右四つだけど、近い方のまわしを右上手で取った。どちらでも取れるのが横綱の強み。まわしを取ったところで勝負ありという感じだったね。御嶽海にすれば横綱の右差しを警戒していたと思うけど、出足を止められ万全の相撲を取られてしまった。横綱の当たってからの動きがそれだけ良かったし、まわしを取るのも早かった。
 今場所は先場所に比べ体もふっくらした印象で状態は悪くなさそう。先場所は14日目から休場した。でも、それまで土俵に上がれたから、相撲勘も鈍らなかったんだろう。ここから上位との対戦が始まる。横綱が調子を上げてくるのは間違いない。対する上位陣は、横綱の自由にさせないように何か仕掛けていく必要があるよね。(元大関栃東)

おすすめテーマ

2019年03月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム