トランポリン男子で12年ロンドン五輪4位の伊藤正樹(30=東栄住宅)が都内で引退会見を開いた。
ここ数年、腰痛に悩まされ、昨年末にも腰を痛めたことで「心が折れた」と決断したが、会見では感傷に浸ることはなかった。「全く悔いはないし、そんなに悲しいと思っていない」。トランポリンをメジャーにすることを目標に戦ってきたが、現役に別れを告げても、その思いは不変。今年11月には東京で世界選手権が行われ、来年には東京五輪も控える。「この1年半で、いろんな活動でトランポリンをもっと広めていきたい」と意欲を語った。