大西 2位発進「イプってた」パット改善、アームロック式奏功
2019年04月20日 05:30
ゴルフ
「うれしい!プライベートではめっちゃ出るんですけど、パターがイプって(イップスになって)いたので。アームロックにしたら、手が動くようになりました」
16番で10メートルのスライスラインを沈めてバーディー。7番では10メートルのパーパットをねじ込んだ。今季の1ラウンド当たりの平均パット数は31・15だったが、この日は24パット。「10メートルが2つも入るなんて記憶にない」という好ラウンドのきっかけは、米男子ツアーの“科学者”だった。
開幕から4戦連続予選落ち。パターを引いて下ろす時に止まってしまうパットイップスに陥っていた。「最近は全然駄目で、全く動かないのでいろいろ考えてしまった」。明るい口調で明かすが、ゴルフを続けられるのかどうかまで考えた。
ふと見た米男子ツアーで、デシャンボーが左腕とパターのグリップを一体化させるイメージのアームロック式でパットをしていることを発見した。独自の理論を持ち、“科学者”と呼ばれる選手。前週に試してみると、スムーズにストロークできて今季初の決勝進出。そして、今週は2位発進を決めた。「ショットはずっと良かったので、後はパットという感じだった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
プロ6年目。これまでの最高成績7位の更新、そして初優勝も見える位置につけた。「気合を入れたときは大体駄目だから、普通にいきます」。自然体で残り2日間を戦い抜く。
◆大西 葵(おおにし・あおい)1994年(平6)7月13日生まれ、千葉県我孫子市出身の24歳。9歳の時に父・直樹さんの影響でゴルフを始める。千葉学芸高卒。14年にプロテストに合格した。15年のマスターズGCレディースでの7位が最高成績。昨季の賞金ランクは115位(226万6000円)、今季はツアー予選会4位の資格で出場権を得た。趣味はショッピング。1メートル63、56キロ。血液型O。
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