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貴景勝 横審稽古総見で3勝8敗 元横綱・北の富士氏「あれじゃ勝てないんじゃないの」

2019年05月07日 05:30

相撲

貴景勝 横審稽古総見で3勝8敗 元横綱・北の富士氏「あれじゃ勝てないんじゃないの」
ぶつかり稽古で白鵬の胸を借りる貴景勝(左)(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【12日初日大相撲夏場所 】 大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)へ向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた。新大関・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は三役以上の力士との申し合いで3勝8敗だったが、「勝負というより自分を高めていっている感覚。全く気にならない」と動じなかった。
 どれだけ力が伝わるか試す場として稽古総見を捉えていた中、横綱・鶴竜らを相手に大きく負け越したものの「立ち合いの踏み込みは悪くなかった」とうなずいた。NHK解説者の元横綱・北の富士勝昭氏が「あれじゃ勝てないんじゃないの」と指摘する一方で、八角理事長(元横綱・北勝海)は「私もそうだけど、押し相撲は稽古場ではそんなに強くないもの」と気に留めていなかった。

 新元号で最初の賜杯を争う夏場所へ、貴景勝は「区切り場所がもうすぐ始まる。いい成績残していいスタートを切りたい。場所前の調子は当てにならない。調子いい悪いを気にせず、ベストを尽くせれば」と意気込んだ。 (宗野 周介)

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