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貴ノ岩のおい・スフバト新弟子検査受検 握力は13人の中でトップ

2019年05月07日 16:01

相撲

貴ノ岩のおい・スフバト新弟子検査受検 握力は13人の中でトップ
新弟子検査を終えた元貴ノ岩の甥のガルダン・スフバトは国技館をバックにガッツポーズ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)の新弟子検査が7日、東京・両国国技館内の相撲診療所で行われ、元幕内・貴ノ岩のアディア・バーサンドルジさんのおいで、モンゴル出身のガルダン・スフバト(20=尾上部屋)ら受検した13人全員が身長1メートル67以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待って、合格者は初日に発表される。
 スフバトは身長1メートル78、体重126キロでクリアした。背筋力は210キロで、握力は左86キロ、右80キロで、今回の受検者では最高の数字を叩き出した。検査を終えると「やっと入ったなという感じ」とホッとした様子。外国出身のため興行ビザの取得が必要で、新弟子検査に合格しても初土俵は名古屋場所以降になるが「早く関取になりたい」と胸の内を明かした。

 5人きょうだいの末っ子である元貴ノ岩の2番目の兄の長男。昨春に相撲留学した埼玉栄高を卒業した。同高相撲部では現在幕下の琴手計(佐渡ケ嶽部屋)、納谷(大嶽部屋)、塚原(春日野部屋)らと同期。日本相撲協会は外国出身力士は1部屋1人と定めており、受け入れ先が決まるまでは叔父である元貴ノ岩が所属していた旧貴乃花部屋で稽古を積んでいた。尾上部屋での研修期間を経て、晴れて新弟子検査受検となった。

 元貴ノ岩からは「人の何倍も努力しなさい」と言われ続けてきた。好きな力士は大関を44場所務めた北天佑で「高校の時から見ていた。出足が物凄い」と目標にしている。埼玉栄高の先輩である新大関・貴景勝には旧貴乃花部屋で稽古を積んでいた時に胸を出してもらった。「稽古の時は厳しいが、ふだんはめちゃめちゃ優しい。憧れの存在」。いつか対戦したいかと問われると「そうですね」と即答した。

 三段目100枚目格付け出しの資格を有する東洋大出身の白石雅仁(23=玉ノ井部屋)は1メートル81、128キロでパスした。「今までは部活動、これからは仕事なんだなという感じ」と感想を語り、「1場所でも早く関取になれるように。あとはできるところまで行きたい」と目標を口にした。

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