錦織 4時間26分の激戦を制し「諦めないことが一番、大きな力になると思う」
2019年06月01日 05:32
テニス
![錦織 4時間26分の激戦を制し「諦めないことが一番、大きな力になると思う」](/sports/news/2019/05/31/jpeg/20190601s00028000135000p_view.jpg)
両者譲らずに突入した最終第5セット。錦織は第1、第3ゲームと連続でブレークを許した。「2ブレークダウンして最終セットが始まる経験があまりないので、多少の動揺はあった。負けも頭をかすめましたよ。またレコードに傷がつくな、と。ただ最初の3ゲームは相手が良すぎたので、自分のプレーを続けていればチャンスは来るだろうと思いながらやっていた」。集中力を切らさずに、第4ゲームをブレークバック。相手サーブの第8ゲームも奪うと、7―6で迎えた第14ゲームは15―30から3連続ポイントでブレークして、激戦に終止符を打った。
最終セットにもつれた試合にはめっぽう強い。ATPツアーの公式サイトによると、錦織はフルセットになった場合の勝利が75・1%で歴代1位。さらに5セットマッチでのフルセットの試合は7連勝中で、22勝6敗の勝率78・6%と抜群の数字を誇る。強さの秘訣を「他の選手がどうなのか分からないけど、集中力は自分の中ではあまり落ちていない。ファイナルになると上がってくる気がする。今日みたいな試合は諦めないことが一番、大きな力になると思う」と自己分析した。
4回戦ではペールと対戦。1回戦のアリス、2回戦のツォンガに続き、地元フランス勢と顔を合わせる。対戦成績は6勝2敗と勝ち越しているが、4大大会では2勝1敗で3試合中2試合で5セットまでもつれている難敵だ。「次も大変な相手。またフランス人でトリッキーな選手。2週間の長い戦いなので、体もそうですけど、メンタルも疲れてストレスがかかっているので、オフの日(試合がない日)に、いかにリラックスするか。なるべく体を戻して次の試合に臨みたい」。英語と日本語による1つ1つの質問に丁寧に応じて、約15分の会見を終えた。
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