NBAドラフトで「社会人」が指名される アイビーリーグからも1人指名
2019年06月21日 17:49
バスケット
最後から3人目となった2巡目の全体58番目にジャズ(ウォリアーズが権利を譲渡)に指名されたのは、ナイジェリア人の両親を持つガードのミエ・オニ(21)だが、彼の出身大学は学業の名門校がズラリとそろっているアイビーリーグのエール大。ハーバード、プリンストンを含むアカデミック系の“御三家”で、ビル・クリントン、ジョージ・ブッシュ(父&息子)といった大統領のほか、各界に国を代表する著名人を輩出している名門校だ。オニは3年生で迎えた今季29試合に出場して17・1得点、6・3リバウンドをマーク。ウイング・プレーヤーとして各チームのスカウトの目に留まっていた。
八村と同じゴンザガ大からは、ブロックショットを得意にしているフォワードのブランドン・クラーク(22)が、全体21番目に渡辺雄太(24)が所属するグリズリーズに指名され(サンダーが権利を譲渡)、同期のチームメート2人がともに1巡目指名を受けた。1巡目の全体3番目指名(ニックス)のR・J・バレット(19)と10番目(ホークス)のキャム・レディッシュ(19)はともにデューク大の選手で、トップ指名のウィリアムソンを含めてトップ10の中に3人が指名される(史上2回目)という結果になった。
なおファイナルを制したラプターズは2巡目、全体59番目(最後から2番目)でマイアミ大フロリダのセンター、ディワン・ヘルナンデス(22)、そのラプターズに敗れたウォリアーズは1巡目(全体28番目)でミシガン大のガード、ジョーダン・プール(20)、2巡目(全体41番目)でビラノバ大のフォワード、エリック・パスカル(22)を指名。ただしウォリアーズはファイナルでケビン・デュラント(30)がアキレス腱、クレイ・トンプソン(29)が膝のじん帯を断裂しており、ドラフト以外での補強も急務になっている。
<19年NBAドラフト1巡目指名選手>
(1)ザイオン・ウィリアムソン(デューク大・F→ペリカンズ)(2)ジャー・モラント(マーリー州立大・G→グリズリーズ)(3)R・J・バレット(デューク大・F→ニックス)(4)ディアンドレ・ハンター(バージニア大・F→ホークス)(5)ダリアス・ガーランド(バンダービルト大・G→キャバリアーズ)(6)ジャレット・カルバー(テキサス工科大・G→ティンバーウルブス)(7)コービー・ホワイト(ノースカロライナ大・G→ブルズ)(8)ジャクソン・ヘイズ(テキサス大・C→ペリカンズ)(9)八村塁(ゴンザガ大・F→ウィザーズ)(10)キャム・レディッシュ(デューク大・F→ホークス)(11)キャメロン・ジョンソン(ノースカロライナ大・F→サンズ)(12)P・J・ワシントン(ケンタッキー大・F→ホーネッツ)(13)タイラー・ヒーロ(ケンタッキー大・G→ヒート)(14)ロメオ・ラングフォード(インディアナ大・F→セルティクス)(15)セクー・ドゥンブヤ(フランス・F→ピストンズ)(16)チューマ・オキーキ(オーバーン大・F→マジック)(17)ニキール・アレクザンダーウォーカー(バージニア工科大・G→ペリカンズ)(18)ゴガ・ビターゼ(ジョージア・C→ペイサーズ)(19)ルカ・サマチッチ(クロアチア・F→スパーズ)(20)マティス・サイブル(ワシントン大・F→76ers)(21)ブランドン・クラーク(ゴンザガ大・F→グリズリーズ)(22)グラント・ウィリアムス(テネシー大・F→セルティクス)(23)ダリアス・ベイズリー(プリンストン高・F→サンダー)(24)タイ・ジェローム(バージニア大・G→サンズ)(25)ナシアー・リトル(ノースカロライナ大・F→トレイルブレイザーズ)(26)ディラン・ウィンドラー(ベルモント大・F→キャバリアーズ)(27)フィオンドゥ・カベンゲレ(フロリダ州立大・C→クリッパーズ)(28)ジョーダン・プール(ミシガン大・G→ウォリアーズ)(29)ケルドン・ジョンソン(ケンタッキー大・F→スパーズ)(30)ケビン・ポーターJR(南カリフォルニア大・G→キャバリアーズ)
*チーム名は最終的な指名球団。Gはガード、Fはフォワード、Cはセンター。
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