FB山中の逆襲!W杯代表切符“ラストチャンス”絶対つかむ
2019年08月10日 05:30
ラグビー
「試合には出たかったが、チャンスが来なかったので、準備だけはしっかりやっておこうと。今回は準備してきたことを出したい」
ここ2試合はCTBから転向したトゥポウが15番で先発。WTB松島も本来のポジション復帰を狙っており、今季のサンウルブズで活躍が認められた山中も、決してW杯が約束されてはいない。実戦は5月12日のサンウルブズ―ブランビーズ戦以来約3カ月ぶり。試合勘や連係面が心配されるが「宮崎合宿も試合みたいなもの(強度)だったし、そこまで不安はない」と一蹴してみせた。
対戦相手の米国に、14年に神戸製鋼の指揮を執ったギャリー・ゴールドHC、同僚だった元CTBジャック・フーリー・ディフェンスコーチがいるのは何かの運命か。当時は主に12番でフーリーとはコンビを組んだ仲。15年W杯を目指す過程にあったが、厳しい競争に打ち勝つだけの力は備わっていなかった。今はFBとして、自信に満ちあふれている。「あの頃と比べると成長できていると思う」と、元恩師らの予想の上を行くプレーを見せる準備は整っている。
チームは3日前、母マウデさんの葬儀だったジョセフHCに、リーチ主将の哀悼のメッセージと、全員で「ONE TEAM」と掛け声する動画を送った。選手それぞれの命運を懸けた試合でも、チームが一つになれるのが今の日本代表の強さ。W杯前の集大成を見せる時がやってきた。
◆山中 亮平(やまなか・りょうへい)1988年(昭63)6月22日生まれ、大阪市出身の31歳。東海大仰星―早大―神戸製鋼。高校、大学時代にはそれぞれ日本一を経験し、早大4年だった10年5月のアラビアンガルフ戦で日本代表初キャップ。11年、15年W杯は代表候補になるも落選。16年からはサンウルブズでもプレー。1メートル88、95キロ。現在は主にFBだが、スクラムハーフ以外のバックス全ポジションの経験あり。
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