森ひかる 日本初の世界一で東京五輪切符!「やばい!やばいです!マジ!?」
2019年12月02日 05:30
トランポリン
![森ひかる 日本初の世界一で東京五輪切符!「やばい!やばいです!マジ!?」](/sports/news/2019/12/02/jpeg/20191201s00069000456000p_view.jpg)
「やばい、やばいです。マジ!?って感じ。信じられない。やばいです!」
決勝で日本人最上位なら五輪切符。「絶対に私が(切符を)獲る」という強い意志だけでなく、「落ち着いて最高の演技を」と冷静に自分を見つめてトランポリンの上に立った。「いい演技を出すことはできなかった」と完璧な出来ではなかったが、会場に駆けつけた友人の声援にも背中を押され、大きなミスなく完遂した。
13年の全日本選手権を史上最年少の14歳で優勝。さらに強くなるため高校1年の秋、都内の高校からトランポリンが盛んな石川の高校に転校した。「環境に慣れるのが苦しくて。地元に帰りたかった」。泣いた夜は数え切れない。つらい時、癒やしになったのは愛犬との時間。競技にもつながる「ジャンプ」と名付けられたトイプードルが、跳ぶための活力を与えてくれた。
明るいキャラクターだが、ここ1カ月は重圧から眠れない日々を過ごした。弱い自分と世界のライバルに勝って、世界の頂へ。「私はバカですし、何もできない。トランポリンしかない。ここまで頑張ってきて良かった」。約9カ月後、同じ会場で夢舞台が待つ。「最高の舞台で、最高の演技をしてメダルを持って帰ります!」。森は、再び光り輝く。日本トランポリン初となる、五輪の表彰台で。
▽20年東京五輪への道 個人のみの実施で出場枠は男女各16(各国・地域最大2)。世界選手権で決勝進出の8人で各国・地域最大1の出場枠を獲得し、女子の森と男子の堺は、日本協会が定める「決勝で日本人最上位」の基準をクリアして代表に。残りは19―20年W杯シリーズのランク上位(現時点で男子は岸が7位、外村が11位、女子は宇山6位、土井畑9位)や大陸選手権で決まる。
◆森 ひかる(もり・ひかる)1999年(平11)7月7日生まれ、東京都出身の20歳。14歳で13年全日本選手権を史上最年少制覇。昨年のジャカルタ・アジア大会で銀メダル、世界選手権のシンクロナイズドで日本女子初の金メダル。金沢学院大ク。1メートル59、51キロ。
おすすめテーマ
2019年12月02日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
【砂村光信 視点】FWのスクリューパスが「ニューメイジ」象徴
-
賞金女王は鈴木愛!渋野上回った“意地と誇り”5位で戴冠「ホッとしている」
-
渋野 賞金女王あと一歩も“スマイル締め”神様が与えてくれた試練「1位はまだ早いと」
-
渋野 反省“軽井沢の3パット”…年内の目標は「ポケモンを全クリ」!?
-
申ジエ 女王逃すも金字塔!平均ストローク史上初60台「自分を褒めたい」
-
古江 一時首位も後半伸びず2位「来年はチャレンジの一年に」
-
イ・ボミ 5連続ボギーで後退5位も来季へ手応え オフにソウルで挙式
-
石川遼 逆転賞金王消えた…2週連続Vならずも「いいシーズンだったな」
-
賞金王の行方は?ノリス2位で追走も今平の優位変わらず
-
来季の男子賞金シード選手が確定 中西ら11人が初シード
-
明大 紫紺の“ONE TEAM”で全勝栄冠! 無敗同士の伝統の一戦、早大を5T圧倒
-
明大 BK勢も躍動!ダメ押しトライの山村「自信になった」
-
早大 後半無得点で完敗…斎藤主将ガックリ「自分たちのミスで」
-
森ひかる 日本初の世界一で東京五輪切符!「やばい!やばいです!マジ!?」
-
土井畑知里 堂々銀メダルもわずか0.6差…五輪お預け
-
堺亮介 納得の演技で男子五輪代表1号「持っている力は出せた」
-
藤本拓 日本人トップ2位も五輪切符ならず…今後は「監督と相談して」
-
佐藤悠基 27キロで脱落「ペースにハマらなかった」 川内は12位
-
桃田、全日本“無敵”連覇 世界ツアー10勝の実力魅せつけた!
-
ナガマツ“最激戦区”女子ダブルス制す 五輪選考レースへ加速
-
奥原 進化の戴冠「現状維持では勝てないし、変化は恐れない」
-
“二刀流”渡辺、2年ぶりの“2冠”達成 2種目で五輪出場狙う
-
炎鵬、トラウマ克服! 1年ぶりに巡業で実戦稽古 白鵬驚き「どうした?」
-
近大・谷岡、初のアマ横綱!同大18年ぶり快挙もプロには進まず
-
日大アメフト部、下部L全勝優勝で「TOP8」復帰 宮川「感謝しかない」
-
空手 形女子の清水希容ら3人が五輪代表入り確定
-
張本 日本男子初のW杯銀メダル!準決勝ではリオ五輪覇者撃破
-
藤井快 スポクラ男子複合V!27歳の誕生日を自ら祝った
-
見延 日本勢初の年間1位で表彰「さらなる高みを目指す」
-
JX-ENEOS女子、滋賀銀行に圧勝で8強進出 7連覇へ視界良好
-
男子1500メートル決勝で18歳・林伊吹が3位 ショートトラックW杯
-
小林陵侑、伸びず6位 タンデが連勝 W杯ジャンプ男子個人第2戦
-
男子・飯野、女子・兼重が優勝 MINATOシティハーフマラソン