ウィザーズ八村VSグリズリーズ渡辺 歴史的1分9秒 NBA史上初日本人対決
2019年12月16日 05:30
バスケット
![ウィザーズ八村VSグリズリーズ渡辺 歴史的1分9秒 NBA史上初日本人対決](/sports/news/2019/12/16/jpeg/20191216s00011061038000p_view.jpg)
2人がマッチアップする場面もあった。ボールを受けた八村に対し、マークする選手を受け渡す流れの中で渡辺がついた。八村が放った得意のジャンプシュートは、リングを外れた。
この試合はホームのグリズリーズが日本人ファンに向けた販売促進の一環として、カタカナのチーム名が入った帽子の付いたチケットが販売され、プログラムの表紙を渡辺と八村が飾った。2人は試合後はお互いのジャージーを交換し、健闘を称え合った。
今年日本人初のドラフト1巡目指名を受けた八村と下部チームに所属しながら一定期間NBAに出場が可能なツーウエー契約を昨季から結ぶ渡辺。ともに日本の高校を卒業後に渡米し、米国の大学を経てNBAにデビューしたが、置かれる立場は大きく異なる。開幕から全試合に先発する八村は10得点にとどまり、チームは完敗。「相手にやりたい放題やられてしまった」と主力として反省を忘れなかった。NBAでのプレー期間が限定される契約の渡辺は無得点とアピールできず「一切満足していない」と悔しさを隠さなかった。
次回は来年2月9日にウィザーズの本拠地で対戦する。八村は「次に当たるときは倒したい」と闘志を燃やし、渡辺は「もっともっとコートに立って彼とやっていけたら」と成長を誓っていた。
【主な海外日本人初対決】
☆サッカー欧州主要リーグ 西ドイツ(現ドイツ)ブンデスリーガで1983年11月5日、ブレーメンDF奥寺康彦とビーレフェルトFW尾崎加寿夫がともに先発出場し対戦。ビーレフェルトが2―0で勝利した。
☆メジャーリーグ 99年5月7日、ヤンキース・伊良部秀輝とマリナーズ・鈴木誠がともに先発で投げ合い。伊良部が7回1失点で勝利、鈴木は5回1/3を7失点で敗戦投手となった。投手と野手では2001年4月13日、エンゼルス・長谷川滋利とマリナーズ・イチローが対戦。遊撃内野安打でイチローに軍配が上がった。
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