富士通4連覇!QB高木パス15本成功でMVP「うれしい」

2020年01月04日 05:30

アメフト

富士通4連覇!QB高木パス15本成功でMVP「うれしい」
MVPに輝いた富士通QB・高木翼 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【アメリカンフットボール・日本選手権「第73回ライスボウル」   富士通38―14関学大 ( 2020年1月3日    東京ドーム )】 社会人代表の富士通が学生代表の関西学院大を38―14で下し、4年連続5度目の日本一に輝いた。1984年に社会人と学生の王者が対戦する日本選手権となってからは37度目で、4連覇は11~14年のオービックに次いで2チーム目。対戦成績は社会人が11連勝で25勝12敗となった。最優秀選手賞には3TDパスの富士通QB高木翼(27)が選ばれた。関学大は18年ぶり2度目の制覇を逃した。
 初の大舞台にも冷静さが際立った。富士通のQB高木は大学生が社会人のスピードとパワーに慣れる前の第2Q中盤までに3TDパスを決め、主導権を握る展開に持ち込んだ。米国出身選手が続いたMVPに、日本人選手として4年ぶりに選出され「人生一度切りのチャンスだと思っていたので、うれしい」と満足げだった。

 富士通で4季目のシーズンながら出場機会には恵まれなかった。昨年11月17日のオービック戦で、エースQBのバードソンがアキレス腱を断裂し、代役指名。同12月のジャパンエックスボウルでは冷静なタクトで接戦を勝利に導き、この夜もパスを18度試み15度成功させる安定感だった。

 「バックアップのメンバーがシーズンを通して力を発揮してくれた」と山本洋ヘッドコーチ。史上初の5連覇を目指す来季は一段と競争が激化する。

 「努力してきた自負がある。これがスタート。休む暇はない」と司令塔はさらなる成長を期した。

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