来夏の東京五輪開催「できると思えない」 感染症専門医の大学教授が悲観論

2020年04月21日 05:30

五輪

 感染症専門医の神戸大・岩田健太郎教授が20日、外国特派員協会の電話会見で東京五輪開催に否定的な見解を示した。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった大会に関し「正直に言って開催できると思えない」と発言。「日本では来夏までに新型コロナをコントロールできているかもしれないが、全世界で同じことが起こるとは思えない」とした。

 世界中から選手や観客が訪れるだけに国内外のウイルス制圧が条件という立場で「無観客や、参加選手を大幅に制限するなど全く異なる仕組みでない限り、開催にはとても悲観的」と訴えた。岩田教授は2月にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の災害派遣医療チームに同行。感染対策の不備を告発する動画をYouTubeに投稿した。

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