IOC五輪追加費用「日本が負担」…のち修正 公式サイトに“安倍首相が同意”掲載も組織委が「不適切」
2020年04月22日 05:30
五輪
IOCは数時間後、安倍首相に関する記述を削除し「IOCと組織委を含む日本側は、延期がもたらす影響を共同で評価して議論し続ける」と修正。しかし、当初の記述については事前の連絡や確認が一切なく、費用は日本が負担して当然というIOCの姿勢が改めて浮き彫りとなった。
▼組織委員会森喜朗会長 (公式サイトの記述に)安倍首相の名前を出したことは極めて遺憾。(IOCの負担が)全くゼロということはあり得ない。
《再延期「対応できない」》IOC公式サイトは、感染終息が見込めない場合の五輪再延期について「日本のパートナーと首相が来夏以降の延期には対応できないと明言した」と説明。大会後にマンションとして利用される選手村の確保を理由の一つに挙げた。また、航空券や宿泊の払い戻しは「コメントする立場にない」とし、組織委などへの問い合わせを推奨。組織委の広報担当者は再延期について「臆測に基づいて組織委から何かを示唆するのは適切でないと考えている」と話した。