×

NBAのソーシャル・ディスタンシングは2倍の3・66メートル 施設使用のガイドラインを設定

2020年04月28日 10:11

バスケット

NBAのソーシャル・ディスタンシングは2倍の3・66メートル 施設使用のガイドラインを設定
3月11日に試合が中止となったキングスの本拠地、サクラメントのゴールデン1センター(AP) Photo By スポニチ
 新型コロナウイルスの感染拡大でシーズンを中断しているNBAが施設設使用の際のガイドラインを設定。トレーニングなどで使う施設内で選手やスタッフが保つべき「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)」は、米政府が求めている6フィート(1・83メートル)の2倍となる12フィート(3・66メートル)となった。
 27日にAP通信や、スポーツ専門局のESPNなどが明らかにしたもので、全米各地で制限緩和が広がったこともあって当初は5月1日からチームに施設使用再開の選択権を付与することにしていたが、これについては「安全かどうかを確認するにはもっと時間が必要」として5月8日に先送り。その一方で、練習が可能になった際には厳格で細かな“新ルール”を設けた。

 まず(1)チームの本拠地以外の都市圏から戻ってきた選手は検疫が必要、さらに(2)ボールなどの用具は使うたびに消毒、タオルはシェアせず、サウナ、浴槽、酸素室などの使用は禁止、(3)携帯、カギなどよく触るアイテムは施設に入るたびに消毒、(4)ウエートトレーニング室、練習用コートなどを同時に使用できるのは4人まで。チーム練習は不可で、個人練習に監督やアシスタントコーチらは立ち会えない、といった内容になっている。

 またリーグ関係者によれば、施設内で選手やスタッフは全員マスク着用が義務付けられるが、練習中の選手は例外。スタッフはマスクだけでなく手袋の着用も必要になる。

 NBAは3月11日を最後に試合が中断中。すでにジョージア、オクラホマ、フロリダ各州では規制が緩和されており、アトランタ(ジョージア州)を本拠にしているホークス、オクラホマシティー(オクラホマ州)のサンダー、マイアミ(フロリダ州)のヒート、オーランド(フロリダ州)のマジックなどは施設内での個人練習が可能になるのではと見られていたが、厳格ルールの下での練習再開は5月8日以降となりそうだ。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2020年04月28日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム