琴恵光 同期の勝武士さん偲ぶ「盛り上げ役で人を喜ばすのが好きだった」天国から「見守って」
2020年05月15日 05:30
相撲
琴恵光は18年名古屋場所で新入幕を果たした。「幕内に上がった時に反物を作って渡したら、すぐに浴衣にして着てくれた。それが凄くうれしかった。優しい同期生」と思い出は尽きず。勝武士さんは幕下に上がるという目標をかなえられなかったが「最後まで諦めずに頑張ったと思う。今はゆっくり休んでほしい」とねぎらった。
琴恵光は東十両5枚目の春場所で11勝を挙げ、夏場所の番付では2度目の再入幕を果たした。同期では最上位の西前頭16枚目。「自分たちが胸を張って土俵に上がっている姿を見守っていてほしい」と天国へ奮起を誓った。
《菅官房長官「協力を」若年層へ呼び掛け》菅義偉官房長官は14日の記者会見で、勝武士さんが28歳の若さで死亡したことを受け、若年層に協力を呼び掛けた。30代以下の若者でも重症化するリスクがあるとして「警戒は極めて大事だ。自身の感染を防ぐとともに、周囲が感染しないように協力をお願いしたい」と述べた。
《各部屋で対策へ》14日には新型コロナウイルス感染への対策に向けて動く部屋があった。ある師匠は、力士らに体調不良者が出た場合に利用する医療機関や連絡方法を弟子の保護者に説明し「親御さんは不安で仕方ない。万全の注意を払わないといけない」と述べた。日本相撲協会はウイルス感染歴を調べる抗体検査を、希望する協会員全員に実施する。複数の関取を抱える別の親方は「ほぼ全員が(検査を)受ける。状況を把握して少しでも安心できるようにしたい」と話した。
◆琴恵光 充憲(ことえこう・みつのり=本名柏谷充隆)。1991年(平3)11月20日生まれ、宮崎県延岡市出身の28歳。延岡市立岡富中から佐渡ケ嶽部屋に入門。07年春場所で初土俵を踏み、14年九州場所で新十両、18年名古屋場所で新入幕。最高位は西前頭7枚目。得意は右四つ、寄り、押し。1メートル78、130キロ。
おすすめテーマ
2020年05月15日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
無観客、消毒徹底、ハイタッチ自粛…世界に先駆け韓国女子ツアー開幕 ペ・ソンウ首位発進
-
ゴルフ男女国内ツアー シード権の来季への持ち越し検討
-
渋野日向子 1Wからパターまで14本のスイング動画公開「参考になるとうれしいです」
-
七種競技から転向“万能美女”宇都宮絵莉 「8種目目」400m障害で出場権のハードル越える!
-
“モデルジャンパー”秦澄美鈴 競技歴2年で走り幅跳び日本女王 所属先ではイメージガール
-
陸上 来年の日本選手権が五輪切符懸けた大一番 1種目の出場は最大3人
-
全柔連 “13選手代表権”の方針決定へ 15日にオンライン理事会&強化委開催
-
陸上長距離で五輪連続2冠のファラー 1年延期を歓迎「レースをもう少し積んでから臨める」
-
NBA 再開に前向き コロナ検査方法を全チームで統一
-
仏1部ラグビークラブ・RCトゥーロン 選手から大幅な給与削減提案
-
狭い自室でもしっかりと「振り感」体得 しなりで本物の感触味わえるスイング練習器に注目
-
クッション性とフィット性を兼ね備えたスパイクレスシューズでスイングのブレも軽減