古江彩佳 “ミレニアム世代”随一の実力者、夢へのアプローチ一歩ずつ──次はプロ1勝
2020年06月13日 05:30
ゴルフ
![古江彩佳 “ミレニアム世代”随一の実力者、夢へのアプローチ一歩ずつ──次はプロ1勝](/sports/news/2020/06/13/jpeg/20200612s00043000542000p_view.jpg)
プロとしての目標は賞金女王。そのための課題は「アプローチ技術」と明確だ。昨年プロアマで同組で回ったJLPGAの小林浩美会長から、「1本でどうバリエーションを増やすか」と助言をもらった。その言葉を胸に、4種類のアプローチを習得すべく取り組んできた。プロでの出場は規定に満たない4試合だが、昨季のフェアウエーキープ率80・2198%は1位の数字。得意の1Wに加え、ショートゲームに磨きがかかれば目標に近づくことができる。
小学6年生の頃に作ったマグカップに、将来の夢を書き込んだ。「プロになる」「優勝をする」「賞金女王になる」「日本一」「世界一」。久しぶりにカップを見ると使ってもいないのに「プロになる」という文字だけが消えていたという。「面白いですよね」。すでに1勝している20歳にとって、次はプロ初勝利ということか。“ミレニアム世代”随一の実力者の夢は広がる。
◆古江 彩佳(ふるえ・あやか)2000年(平12)5月27日生まれ、神戸市出身の20歳。3歳からゴルフを始め、兵庫・滝川二高2年時に全日本大学・高等学校ゴルフ選手権優勝。昨年10月の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を果たした。プロ転向後はメジャーのツアー選手権リコー杯2位など4戦中トップ5入り2度。浜崎あゆみの大ファンで獲得賞金のご褒美にグッズを“大人買い”した。名前の由来は「鮮やかに賢く育ってほしい」。1メートル53、54キロ。血液型O。