元スコットランド主将・レイドローがNTTコム加入 欧州出身では過去最大級、TLにまた大物

2020年07月07日 05:30

ラグビー

元スコットランド主将・レイドローがNTTコム加入 欧州出身では過去最大級、TLにまた大物
19年のW杯でレイドローは日本と対戦(左は流、右は姫野) Photo By スポニチ
 ラグビートップリーグ(TL)のNTTコムは6日、元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドロー(34)ら3選手の新加入を発表した。TLに移籍する欧州出身の選手としては過去最大級の大物で、熟練の球さばきに注目が集まる。
 代表通算76キャップのレイドローは15、19年W杯に連続出場。日本とも縁が深く、13年11月の対戦を皮切りに、通算5度対戦して4勝1敗と圧倒した。15年W杯1次リーグでは、巧みな試合運びで日本を45―10と圧倒。昨年のW杯では1次リーグ最終戦で日本に敗れて8強入りを逃し、代表引退を表明していた。同国代表歴代2位の通算714得点の多くを稼いだキックスキルにも定評がある。

 10年にTL初昇格したNTTコムは近年、南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークスら大物外国出身選手の獲得に積極的で、18年4月には千葉県浦安市に総工費数十億円をかけて練習拠点が完成。過去最高成績は16、18年の5位で、上位進出へこの上ない補強となる。レイドローもチームを通じ「自分の今までの経験や学んだことをチームに還元するのはもちろん、この素晴らしい国のラグビーカルチャーを学び、さまざまな体験ができればと思います」と来日を心待ちにした。

 NTTコムは併せて、元オーストラリア代表フランカーのリアム・ギル(28)、ニュージーランド出身フッカーのアナル・ランギ(31)の加入も発表。後日、入団会見を開く予定としている。

 ◆グレイグ・レイドロー 1985年10月12日生まれ、英エディンバラ出身の34歳。07年に地元クラブのエディンバラでプロキャリアをスタートし、今季まで仏クレルモンに所属。10年11月のニュージーランド戦でスコットランド代表デビューし、通算76キャップ。主将として出場した39試合は同国代表最多、通算714得点は同2位。17年には全英愛ライオンズにも選出された。ポジションはスクラムハーフ。1メートル76、80キロ。おじのロイも元同国代表SH。

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