出稽古禁止で想定外の“実戦不足” 相撲勘磨く場、御嶽海「関取衆と肌が合わせられないのは不安」
2020年07月17日 07:00
相撲
日本相撲協会は4月上旬、各部屋に対して接触を伴う稽古の自粛を要請した。その後、師匠の判断に委ねる方針へ変更されたが、出稽古だけは例外だった。1場所の中止を経て本場所を迎えるのは、11年技量審査場所以来。その時は出稽古は可能だった。出稽古を行わずに本場所を迎えるのは今回初めてで、横綱・白鵬は「うちの部屋は関取2人が小兵(炎鵬、石浦)、重さというのは…」と不安を漏らした。関脇・御嶽海は同部屋に幕下以下の相手しかおらず「関取衆と肌が合わせられないのは不安」と心境を吐露した。
連日のように出稽古で腕を磨き本場所に臨む新大関・朝乃山も部屋で相撲が取れる関取は不在。それでも、「自分は大丈夫。幕下にホープ(村田)がいて、自分も負けないという気持ちになれる」と強調。精神力で“穴”を埋めている。一方、追手風部屋のように関取衆が7人もいる場合は大きな逆風ではなさそうだ。いつもとは違う調整に不安を感じる力士もいれば、カバーできる力士もいる。新型コロナが生んだ「想定外」。相撲界初の出稽古禁止は本場所のパフォーマンスに大きく影響しそうだ。
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