体操白井“17歳の偉業”藤井新棋聖にエール 自身も初心忘れず「ギア上げる」

2020年07月18日 05:30

体操

体操白井“17歳の偉業”藤井新棋聖にエール 自身も初心忘れず「ギア上げる」
横浜市内で取材に応じた白井 Photo By スポニチ
 体操男子の白井健三(23=日体大)が17日、横浜市内で取材に応じ、将棋の藤井聡太新棋聖(17)にエールを送った。
 17歳11カ月の史上最年少でタイトルを獲得した藤井新棋聖と同様、白井も17歳1カ月で臨んだ13年世界選手権の種目別・床運動で史上最年少で金メダルに輝いた。歴史を塗り替えた経験があるからこそ、そのメッセージには重みがあった。「成し遂げようと思って成し遂げているわけではなくて、僕だったら体操が好きで、延長線上にあった結果なだけだと思う」とした上で、「僕だったら体操ですけど、そのものを好きでいること。結果は好きでいる後についてくることだっていうことを絶対に忘れちゃいけない」と続けた。

 昨年は左足首、左肩の故障で不本意なシーズンを送った。技術以上に心が乱れていたが、新型コロナウイルスによる自粛期間中、両親が経営するクラブで高校生と汗を流し、刺激を受けた。「心の状態が凄くいい。狂った歯車、絡んだ糸は凄く奇麗に修正できた。ギアを上げる準備がうまくできた」。新型コロナウイルスの影響で東京五輪は来夏に延期に。白井も初心を忘れず、夢舞台に向かう。

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